■ 和食の煮物をラーメンに
ラーメンや中華料理に使うタケノコの煮物ね、昔はメンマなどと云うヨコ文字っぽい呼称は使わず、ひたすら " 支那竹 (シナチク) " と呼んでいたと記憶しています。この" 支那 " と言うコトバを某国政府は嫌っているようでして、どこかで見えないチカラを加えては使わせないように仕向けているフシがありますね。現在使用中のパソコンでは「しな」と入力しても絶対この漢字二文字に変換されないような仕組みになっておりまして、とても深い闇を感じます。対中強硬派で知られる元東京都知事の故・石原慎太郎氏もよくそのコトバを使用しておられましたが、左翼系のマスコミからそのことを突っ込まれると「国際地図には支那と表記されているんだ、もっと勉強しろよ!このバカ」と一喝し相手にしませんでした。もうこういった政治家は現れないのでしょうか…って大脱線ですな、元へ。
カテゴリ的には「支那竹ラーメン」ってことになるのでしょうけれど、筍の調理方法自体が中華料理の技法ではなく和食のセオリーに従っているので支那竹云々と言い切ってしまうのには抵抗を感じますし、そもそも竹の種類も違うんだから。やっぱり『たけのこラーメン』ですよね、食感やお味自体もストレートに和食の煮物だし…ん~ソレならわざわざラーメンに乗せて喰わなくたって蕎麦や饂飩と組み合わせた方がスッキリするんじゃないの?てのは正しい解の導き出しかと思います。
ただねえ、やっぱりラーメンにトッピングして食べたかったんだよ…流行りのコテギト系ではなくスッキリあっさりでオーセンティックな中華そばなら文句はないだろ?てなところです。
あぁジツに旨いものです。柔らかくはんなりした風味の新筍ですからね、こういった澄んだお醤油系のスープによく合います。そっと静かに馴染んでいる佇まいがムカシからあった料理のように感じるわけです。
こんな食べ方をするのはズルかも知れないけれど、今やフレンチやイタリアンでもニッポンの筍を使う時代ですから誰もクレームなんぞつけたりはしないでしょう。それより支那竹とはまた違う食感や風味を楽しんで、春らしいラーメンを記憶に留めおく方が人生楽しいんじゃありませんか?
そういえば桜海老の春漁でお刺身はいただいたんだけど、好物の「かき揚げ」が未だだったなあ。漁は今月いっぱいってことなのでチャンスはまだまだあるよね、明日あたり地元のスーパーに行ってみよう。