■ 連立二元一次方程式の解を求めよ
え~本日の駄文日記は数学の講義です…ってウソに決まってるじゃありませんか。
元々はキライだったんですよ、数学って。でも大学受験は五教科全てが必須科目だったものですから、シカタなしに一所懸命勉強したわけです。
ところがですねえ、やってみるとコレがけっこー面白かったんですよ。それまで「ボクはこれがスキなんだよね~」と思い込んでいた感性に訴える思考から、いきなりロジカルな展開に持ち込まれると、解を導き解いてゆく快感がそれまで使っていなかった部分の脳ミソを思いっきり揺さぶりましてね、うっわ~喰わず嫌いだっただけみたい…失敗したなあ、理系に進学すれば人生もっと上手くゆくかも…なんて思いましたけれど、時既に遅しで従来路線の文系受験しか間に合いませんでした。
まあ人生そんなもんですね、芸術系に活路を見出したかったので後悔はしてませんけれど、理系のロジックと思考パターンをその時に経験できたのは収穫だったと思います。…あ~本駄文日記の趣旨から逸脱してますね、元に戻しましょう。
豚肉の肩ロースを柔らかく煮て " おつまみ " にして喰うお話ですよ。
でも何故に数学の方程式のことを持ち出したかと言いますと、料理って連立方程式みたいなものなんですよね。二元であったり三元であったり、場合によってはもっと多元であることも多いわけですが、これまで勘や経験から導いていたものも、きっちり追い込んでゆけば意外に科学テキに分析可能で、数値化することでより多くの方に理解されやすくなると考えました。もちろん数字や理論だけでは解明されない部分もありますが、概ねは通用するヒトとしての大切な営みになります。
これまで『叉焼』は数えきれないくらい何度も作っていますが『煮豚』を作ったのは今回で三度目です。初めてコレを作った時は市販の " 煮豚の素 " みたいなものを使いましてね、それはソレで美味しく出来たのですけれど、その時考えたのは「どうしてこの豚肉はこんなに柔らかくなるのか、どんな調味料を使っているのか、加熱の手順と時間は…」など様々な要素をピックアップして組み立てました。
二度目はその検証と実践です、そして三度目にはだいたいのことが明らかになってきました。かな~り美味しく出来ますよ、あとはちょっとした修正と確認だけです。エラソなことをほざいてすみません、でもお料理ってソレが愉しいんです。
あ~ゴタクはもういいから早くビールをもう一本。