煮干し醤油スープのラーメン

イマドキのスタンダード

ここ数年、ラーメン好きの間でよく話題となっている " 煮干し醤油スープ " であります。もしかしたら昔からあったものなのかも知れませんが、不肖エロおやぢの記憶する限りでは近年のものと心得ております。
トラディショナルな " 中華そば " に於きましては鶏ガラ(場合によっては豚骨も加える)に魚介ダシを合わせたスタイルが主流で、あっさり淡麗さっぱりスッキリの中に深い醤油の風味と旨味が静かに同化しているのがツウ好みのスープのはずなのですが、昭和の時代も過ぎるあたりから豚骨コテギト系が流行り出し、それに対抗するかのように魚介の風味を極端に強化したものが世に現れ始めるわけです。

叶屋 ちぢれ麵 with 煮干し醤油スープ

そりゃ豚骨を白濁するまで煮出した濃い濃いスープに負けない強さを持たせるためには、水溶性のダシなどといった繊細なタッチでは敵うはずもなく、モロに魚粉(イワシやサバなどを骨ごと粉砕したもの)をラーメンへダイレクトにぶちまけては喰らうという荒唐無稽なスタイルまで登場しました。
まあそれがスキだと仰る方をディスるようなことは致しませんが、とにかくオーセンティックなスタイルを好むエロおやぢはどうしてもスキにはなれないラーメンスープなのであります。もうアタマの柔軟性も失い、過去を引きずって生きているだけのオトコですから、ここはひとつお許し願いたいものです。

煮干し醤油スープのラーメン   MINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4  SONY α7

そのラーメンなのですが、先日見つけた " スープ付き生ラーメン " は基本的に昔ながらの " 中華そば " なのですけれども、スープの素となる醤油ダネに、和食のテクニックで引いた煮干しダシを品よく加えたタイプを採用しておりまして、ひとクチ啜ると「あ~利いてるねえ…」と明確にトーン判別可能なほどにその旨味と香りがふわり押し寄せるスープとなっているのですよ。魚粉のように理性を失ってはおらず、これは品がよくてなかなか美味いじゃありませんか、一緒に食していた年老いた母上の表情からもソレを読み取ることができます。
いつも利用している生ラーメンは富士宮焼そば麺シェアNo.1を誇る地元の製麺メーカーさんのものなのですが、これはその次点くらいのやはり地元メーカーさんのものです。それでも「このメーカーの麺がスキ♪」「コレじゃないとダメっ」という熱烈なファンもおられるわけでして、エロおやぢも焼そばのレシピによってはそちらを選ぶ場合もあって、それぞれの特徴が愉しいわけですよ。で、ラーメンの麺を購入するのは今回が初めてなのでしたが、これはこれで確実にいい感じですね、積極テキにまたいただいてもいいかな…と思います。そう、イマドキのスタンダードなのかな。







長月の庭風景  敬老の日はアマガエルから…


本日9月18日は「ケロの日」であります…
って違う!「敬老の日」ですよ
いちおーカンタンなお祝いのマネゴトなんぞを執り行う予定ですが
ケロ助はそんなことはお構いなしでナニかに夢中になっている様子です

長月の庭風景 ケロ助の朝食は楓の幹で   LZOS INDUSTAR-61L/Z-MC 50mm F2.8  SONY α7



盛夏突入の前はなんだかナーバスになっていたパープルハートですけれども
その後勢いを盛り返しましてね
これまでにないくらい花も咲かせております
雨上がりにキラキラ輝く様子もいとをかし

長月の庭風景 パープルハート   MINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4  SONY α7

 


そして絶えてしまったのかと思うほど葉が出てこなかったゼフィランサス
ここに来てイッキに噴出しているのです
先日はその第一号が開花
花芽もたくさん出ているので後日が楽しみですな

長月の庭風景 ゼフィランサス開花   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 55mm F2.8  SONY α7