■ コンサバティヴな『醤油ラーメン』
揺るぎない自信と伝統
このラーメン率の高さはブログの読者さんから揶揄されてはおりますし、そのことは重々承知しております。
しかしこれはRTS(*1)と呼ばれる重篤な疾病であり、その深く重い中毒性は罹患率から言えば成人の三大疾病と呼ばれるアレらよりも高いのではないか、出来れば保険適用特殊疾病として厚生労働省に指定していただいきたいものだと真剣に思っております。
*1: ラーメン食べたいシンドローム
と、くだらない言い訳はヨシ子ちゃんにしてRTSの治療を始めようではありませんか。
思い立つといてもたってもいられなくなるので、早速近所のスーパーで地元製麺メーカーさんの生ラーメンを購入します。不肖エロおやぢがこの土地に引っ越ししてきた四十数年前には既に存在していた岳南地区伝統の生麺です。お値段は随分上がりましたけれど、お味の方は不変不動の逸品でありまして、このエリアに居住する人々にこよなく愛されている庶民の味ですね。あとは支那竹・鳴門巻・茹で玉子・叉焼そして刻みネギ…これだけあれば上等でしょう、板海苔はお好みでどうぞ。
しかし冷凍庫に未だあると思っていた叉焼は、ジツは前回のお料理に残りを使ってしまって欠品だったのです。うっわ~迂闊だったなあ、困ったもんだ…ってことで、慌てふためき改めて豚バラ肉や肩ロース肉を購入してきては叉焼の仕込みとなるわけです。ええ時間もかかりますし当日にいただくのはちょっと無理がありますね、つまりこのコンサバティヴな『醤油ラーメン』の実施は予定の翌日にズラして行われたわけです。
もちろん旨いですよ、無上のヨロコビであります。そしてRTS治療はカンペキですな、なんだかんだ言ったって最後に残るのはこーゆーラーメンなんだよ。せっかく新たに仕込んだ叉焼なので張りきってデカ切しては " チャーシュー麺 " みたいにしてしまったけれど、ベツにフツーのサイズだって文句のつけようがない美味しさなのです。
揺るぎない自信と伝統がここにある、そして誰にも邪魔はさせない。