■ ポ・ト・フ
野菜たっぷりご家庭フレンチ
畜肉の他にたっぷり野菜を加えては塩と香辛料で煮込んだ料理、それが『ポ・ト・フ』ですね。モンダイの多かった例の五輪招致のときに人差し指を立てては「オ・モ・テ・ナ・シ」で有名になった某代議士婦人のように、相手に印象付けを強くするがための中点付与ではなく、元々のフランス語がこうした単語の組み合わせ料理名なのですよ。それにしてもあの組織委員会って、よくもまあ「ロ・ク・デ・ナ・シ」ばかり集まったもんだなあと…おっとっと~脱線ですよ、元へ。
フランスの家庭料理『 pot-au-feu 』は pot が鍋、few は火…つまり " 火にかけた鍋 " という意味なのですね(そういえば中国料理にも " 火鍋 " ってのがありますがちょっと傾向の違うレシピです)。一般的に日本語ではイッキに「ポトフ」と言い切ってしまいますが、正式には『ポ・ト・フ』と表記することを憶えておくと少しだけ賢くなったようなキブンになります。しかしそれはあくまでキブンだけで、たいして利口になったわけではありませんからカン違いしないようにしましょうね。
本当は春野菜のキャベツとか新鮮なセロリなどを加えるともっと美味しく出来たのでしょうけれど、まあそこは在るものをテキトーに…毎度の言い訳っぽい気もしますけれど、基本ヤサイの玉葱や人参をフィーチャーしてあるので許していただきましょう。そして本国フランスではスープが濁るのでジャガイモは入れないそうですが、今回はボリューム増強のために突っ込んでしまいました。まあ強火でガンガン煮立たせることは避けて、そっとコトリと加熱してやれば煮崩れもしないしスープもクリアなままで大丈夫です。
あぁしっとり味わい深いスープになりました。ズルをしてコンソメキューブも入れてありますが、やはりキモはロリエの葉とクローブですね、これらがこの煮込み料理を支配しています。
仕上げはガリガリとブラックペッパーにパセリのコンカッセ…もう何も云うことはありません。
■ ちょっとお散歩 February 20. 2024.
前夜からの雨は明け方まで降り続き
終わりかけていた路傍の花に追い打ちをかけました
打ちひしがれたような水仙の姿
あ~ワタシもうだめ…って感じです
このお宅には小さな子供さんでもいらっしゃるのでしょうか
コルゲンのケロちゃんたちがニコヤカにお迎えするメールボックスです
えへ♪ボクのクルマにも同じケロちゃんカップルが乗ってますよ
そう言えば庭のケロ助たちもそろそろ登場かな
路地を曲がると前方に紅いものが点々と
あぁそうか…花椿が散り落ちているのね
春の草花にバトンタッチだけど
ちょっと目立つ引退セレモニーですな