■ 鶏胸肉のグリル 柚子胡椒風味
ナニゴトも落ち着きが大切
近隣にあった本屋さんが次々と閉店してしまい、ますますネット書店への依存度が高くなっている昨今であります。本屋さんに行って実際手にしての購入が好みなのですが、残された手段はやはりネット広告や新聞の広告あるいは書評を頼りに密林へ発注…となるわけです。
そんな某日、脳科学者の中野信子さんの新書版がベストセラーとして新聞朝刊に広告掲載されていました。
書名は「脳の闇」、キャッチラインを読むとそこにはなかなかに衝撃テキかつハートブレイクな文字が並んでおります。
●糾弾は自省よりたやすい ●「迷わない人」は信用できない ●ポジティブ思考の暗部
●アドバイスという名の自慢話 ●好意と「あわよくば」のあいだ ●ナルシシストと自己肯定感
●銃と男とテストステロン ●女性に対するステレオタイプ脅威
…あぁそうですか、これってエロおやぢに向けて発信されたものなの?みたいにグサグサと心に刺さってきます。
ちょっとねえ、ヤバくないっスか…やっぱり目を通しておいた方がいいかなあ。ふてぶてしくまた図々しいクセに、その著書の言葉に心が乱れます。
てなワケで気持ちを切り替えて夕食の支度です。
数日前から塩麹に漬けておいた鶏胸肉に自家製の柚子胡椒をサッとまぶしてグリルしたものです。焼色があまりついていなくて、まるで病院の食事みたい…と高感度なお方の評価は低いかも知れませんが、あまり加熱するとパサつきが出やすい鶏胸肉なのでこれくらいに留めておきます。しっとりいい感じに仕上がっております。
その柚子胡椒は作ってから数か月が経過し、かなりその辛みや風味に深みが出てきました。作りたての溌溂としたエナジーフォースもいいものですが、やはりこのしっかりと馴染んだ熟成感と完成度がオトナの味ですね、慌てず騒がずナニゴトも落ち着きが大切です、前述した本のことも少し冷静になって振り返ってみましょうか。淡白な鶏胸肉に和のスパイシー感が加わり、ヨソの国にはない調味料としてこれからも期待できそうです。
食後は明治のエッセルでシメました。「とことん珈琲」と謳っているだけあって、なかなかに凝った構造を有しております。下からカフェオレ風アイス、お味に深みのあるエスプレッソ風アイス、苦みや酸味の効いたエスプレッソソース、コーヒーリキュール風の香りがインサートされたクッキー…なんと四層構成になっているのですね、高級品ではありませんがちょっとだけリッチなお味で満足です。
エッセルスーパーカップですからお値段は庶民派、リピートしたいと思うカップアイスがまたひとつ増えました。
■ 如月の庭風景 雨に散る梅の花
とても厳冬期とは思えない高い気温から一転
冷たい雨がしとしと降る如月となりました
さすがに梅もお終いです
朝の庭は一面その花弁が散り落ちていて…
それでも後から出てきた枝には新たな蕾がたくさんついていて
今ごろになって咲き始めるものもあります
日の出頃はキラキラと輝いておりましたがだんだん曇ってきてこの通り
まあ丁度良かったかな