純喫茶のミートソース

純喫茶のミートソース

幻の…はちょいと大袈裟か

いつものスーパーで面白い商品を見つけました。昭和レトロのブームは喫茶店のスタイルにまで波及していて、巷ではそのノスタルジックな佇まいとメニューがお若い方々に持て囃されているようでして、一般家庭向けのスパゲティーソースにまでそんな新商品が登場していたのです。
お馴染みのS&B食品さんから発売されたこのパスタソース…いや、パスタではなくスパゲティーですね…は「純喫茶のスパゲッティソース 幻のミートソース」と謳われたレトルト食品であります。

S&B 幻のミートソース

2018年の11月から約一年間に亘るナゴヤ長期出張時、件のノスタルジック系喫茶店はかなりの軒数をこなしました。どちらも店主殿の人生が詰め込まれたスタイルでとても楽しかった記憶がありますけれど、そう云えばいつもモーニングセットばかりいただいていてスパゲッティーにまでたどり着くヨユーはなかったなあと思います。
本当はそんな中での食体験が、こうしたレトルト製品の評価基準になるのでしょうけれど、現在持っている記憶と知識はコドモのころに食べたデパート大食堂の洋食や、大学生の頃によく利用した喫茶店のランチですね、そんなところが懐かしの味として蘇ってくるものなのかと思います。
ところで " 純喫茶 " っていったい…もうほぼ死語ですよね、アルコールを提供していないとか、接待系女性従業員がいないとか、まあそんな所でしょうか。何れにせよ清く正しい紳士淑女が利用する喫茶店ってことですか、ただエロおやぢも若いころは善人ぶって外ヅラだけはそれでしたが、内面は不埒で不純なトンデモ野郎だったと思います。

純喫茶のミートソース   RICOH XR RIKENON 50mm F1.4  SONY α7

温めればオッケーのレトルトパックですから、メーカー出荷時のチューニングにブレは出ていないはずです。ほぉ~なるほど…確かにそんなフンイキのお味ですな。トマトケチャップの甘酸っぱさもしっかり残っているデミグラスソース、挽肉の密度はパッケージフォトほどではないけれど、やはりなんだか懐かしいようなカンジもします。
当時はとても美味しいと思っていただいたこんなソースも、今となってはごく一般テキで当たり前のレシピでしょうか、チェーンスーパーで売っているOEM系の廉売ミートソースってこんなお味なんですよね。決して不味いとか価値の無い類ではありませんけれど、有名喫茶店監修と謳っているわりにはかなり物足りなさを感じました。同時に " 幻の " とキャッチを付与するのも如何なものか、ちょいと大袈裟なのではないか…と思えるのです。
でも今回の調理は大学生の頃にバイトをしていた喫茶店と同様に、プレーンな茹でパスタではなく、少々の具材などと炒めたスパゲティーを皿に盛り、そこにミートソースを…というレシピで攻めました。その故あってかウィークポイントも隠蔽され、まあフツーに美味しくいただけましたのでヨシとしましょう。
 
 

 
 
 
 

弥生の庭風景  雨の水仙とキセキレイ


かなり傷みもきてヨレ始めていた水仙に
無情の雨が降り続いていました
可哀想だけどこれでお終いですね
来年またお願いします

弥生の庭風景 雨の水仙   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 55mm F2.8  SONY α7

 
 


自宅の西側を流れる小河川
いろいろな野鳥が飛来しますが
この日はキセキレイ
流れ来るエサを忙しそうに探しては啄んでおります

弥生の庭風景 キセキレイ   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300