■ 蕗と厚揚げの炊き合わせ
渋くそして奥ゆかしい春の薫り
いつものスーパーで蕗(フキ)を見つけ、おっこれこれ!とカゴに入れました。若いころは蕗なんて見向きもしなかったのに、ナゼかみょ~にその印象的な苦みが気に入ってしまっているのですよ。
渋くそして奥ゆかしい春の薫り…春の遅い北海道では五月の連休あとにならないと山に登場しなかった植物ですが、遠足で行った野山ではウドやワラビと共に必ず収穫しては家に持ち帰ったものです。
いろいろな調理方法がありますが、今回はごくスタンダードな『蕗と厚揚げの炊き合わせ』にしてみました。皮を剥いて下茹でした蕗を淡口の出し汁で厚揚げと共に炊いたもの…まさかこんな料理をテメーが作ることになるとは夢にも思わなかった若き日々でありました。
こーゆー煮物を肴に日本酒をグビリと飲る快感…あぁニッポンの春ですな。
そして銀鱈の西京味噌漬焼に白和えや金平牛蒡、決して高価な食材ではありませんが、日々の幸福感ってこんなところにあるんですよね。でも失敗したなあ、蕗がもっとしっかり写るようなアングルで撮影すればよかったものを。ま、いっか~。
■ 卯月の庭風景 紗雅と木瓜
あまり大きな株にはなりませんが
それでも毎年花開いてくれる紗雅(シャガ)
どこにでもある花ですが大好きな花のひとつでもあります
その昔いちど清水の山奥で群生しているのを見かけました
これも毎年10円玉くらいの可愛らしい花を咲かせる木瓜(ボケ)
ヨソの木と違ってウチのは楚々としておりますが
とってもチカラ強い赤が印象的でしてね
庭の片隅がパッと華やかになります