豚ロースの味噌漬

豚ロースの味噌漬

西京味噌漬が最強

豚肉を味噌漬にして食す文化は昔からありますが、関東では殊に埼玉県の秩父地方が有名で、かの地をドライブすると " 豚肉味噌漬 " の幟旗をしばしば目にします。その小鹿野地区の名物であるわらじかつ丼を喰う目的でクルマ仲間との交流を楽しんだのはもう十数年も前のことですが、その時も移動の道すがら " 豚肉味噌漬 " の幟旗がいくつもあって、予備知識も含め何も知らなかった当時は珍しく思ったものでした。

しずてつストア 豚味噌漬け

豚ロースを味噌漬にしたものはドコでも入手出来ますし、地方によってその味噌の配合が違っていたり調味の方向性がいろいろで楽しみもありますよね。オカゲさまで様々な種類の豚肉味噌漬をいただいてきましたが、今のところは京都のほうで主に用いられている西京味噌が最強なんじゃないかなあ…面白くもない駄洒落みたいになっておりますけれど…やはり豚ロースの旨味を引き立ててくれる存在としてピカイチかと思います。

豚ロースの味噌漬焼   PETRI CAMERA CC Auto Petri 55mm F1.8  SONY α7

西京味噌に糖分や味醂などを加えやや甘めに仕上げた味噌床には、元々お魚の切り身などが漬けられておりましたが、戦後の食嗜好の変化で畜肉も使用されるようになりました。そのひとつがこの豚ロースなのですね。
焼くと香ばしい匂いが立ち上がり、甘く切ないお味がパブロフの犬状態で口腔に充満します。味噌の作用で豚肉は柔らかくその性質を変化させており、ナイフでカットしてクチに運べばソフトな食感と共に、芳しい甘味噌の風味が食欲を加速しまくるのですよ。おいおいおい、喰っても喰っても旨いじゃないか。

静岡麦酒

本来ならば相棒として日本酒を推奨したいところですが、このところの蒸し暑さでビールが恋しくて堪らないわけです。もう夕方五時を過ぎるとそわそわしてしまって困るのですよ。アルコール依存症ではありませんので悪い禁断症状などはありませんが、今日の美味い一杯のために何を作りそして喰うのか…そんなことばかりを考えて過ごす夕刻なのですな。
もちろん『豚ロースの味噌漬焼』なら申し分ありません、特売品ゲットと云う幸運もあったし。
 
 

 
 
 
 

水無月の庭風景  額紫陽花の構造


額紫陽花は花弁のように見えるものが額縁のようについていることがその名の由来ですが
その大きく派手な花弁状のものは装飾花といって虫集めフラッグが役割なのだそうです
中央にぎっしり詰まっているのが本来の花
生残るためにずいぶん凝ったことをするものですね

水無月の庭風景 額紫陽花の構造   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 55mm F2.8  SONY α7