豚ロースの生姜焼

一番人気のサラメシをお家で食す

自ら確かめたわけではないけれど、サラメシの一番人気は『豚肉の生姜焼』なのだそうです。ええ、解ります解ります、そりゃそこそこの支出でボリュームは確保されているし、白めしに乗せてガツンと喰えばちょ~満足なランチですよ、抜群のCPでサラリーマンの胃袋を支える最重要ランチだと断言してもいいんじゃないのかな。
かく言うワタクシもかつてはそいつをよく喰いました、懐かしいバブル時代ですね。いや今だって喰えますけれども、ゼイタクを言わせていただければ量は左程ではなくとも質的な部分で少し忖度していただけないものかと…って「中高年向け生姜焼き定食」なんてものは世の中に存在しませんからね、もうテメーで作ってはジコマンの世界に没入するしかないのであります。

秋田県十和田湖高原ポーク SPF 桃豚ロース

それでも件の生姜焼ってのは時折ムショーに喰いたくなるものでしてね、先日も山梨県系庶民派スーパー某OGの精肉コーナーで " 秋田県十和田湖高原ポーク SPF 桃豚ロース 生姜焼用 " なんてものを見つけましてね、うりゃ~渡りにフネだぜこいつは!とばかりに即カゴなのであります。つまり一番人気のサラメシをちょいとグレードアップさせたお料理をお家でいただける…ってことになるのですな。
因みに十和田湖とは青森県十和田市秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖でありまして、奥入瀬渓流や八甲田火山群を含む十和田八幡平国立公園となる冷涼な高原地帯を有しており、なおかつエロおやぢが初めて乗船した青函連絡船が「十和田丸」…ってソレは関係ありませんね…まあいずれにせよ畜産関連には非常に適した環境にあるわけです。
そんな優良なブランド豚肉を使った生姜焼をいただけるなんてサイコーじゃありませんか、早速 " 秘伝のタレ " を絡めて極上の生姜焼を作ってみましょう。そうそう、その秘伝の云々ってやつね、もう聞き飽きましたよね。焼く料理を紹介するグルメ番組じゃネコも杓子も " 秘伝のタレ " ですよ、ちいっと涙ぐんだくらいで " 号泣 " なんて大袈裟なコトバを使う最近の風潮と同一でもうウンザリですね。
あ…ボクの使うタレですか?そりゃ秘伝に決まってるじゃありませんか、他人のゴシップは目ざとく見つけては攻めまくり、テメーの行状はロマンス枠の自己愛ね、これ世間の常識ですよ。

豚ロースの生姜焼   Nikon NIKKOR 2/85  SONY α7

難しい理論的裏付けやこざかしいテクニックは一切弄しておりません、たっぷりスリおろした生姜に「きび砂糖・酒・味醂・水」を加えて加熱し、テキトーに煮詰まったものをタレとして用いるわけです。どうだい、スゴい秘伝だろ?まいったか~。
豚ニクをソテーし始め、僅かに色が変わり始めたら玉葱人参などのヤサイを加え、ややシンナリしてくるまで炒めます。ただし炒め過ぎてはダメですよ、未だ少し生っぽいかな~くらいで例の " 秘伝のタレ " を回しかけます。
ジャジャジャジャ~っと素晴らしい音がアナタの五感をタイトに刺激してきますよね、鮮烈なエクスタシイが…って違う違う!強烈に食欲を喚起する音と香りに包まれたら間髪を入れずに皿に盛りつけて完成です。美味いっ、これは柔らかい豚ロースですな…軽やかな風味と満ち足りた旨味が同居するのに、キメの細かい脂質にはシツコさが全く無い…素晴らしい豚ロースですね。
あとはもう数日間食い物にありつけなかった野良イヌのようにがつがつと頬張るだけです。早くビールを追加してくれ、早く。
 
 





水無月の庭風景  逝くもの 来るもの


美しく咲き誇った紫陽花たちにもいよいよフィナーレが近づいております
今年もありがとうね
だけど木蔭でそのプログラムをそっと納めてはいても
かつての栄華と栄光を捨てきれない花もあるんだよなあ

水無月の庭風景 逝くもの…紫陽花   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7



そんな紫陽花たちと入れ替わるように
八重咲の梔子が咲き始めました
見るからに美人ですね
今年は今までになくたくさん咲いてくれそうです

水無月の庭風景 来るもの…八重咲梔子   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7