■ 和ハーブのデミバーグ
和の香草とデミグラスソースの出会い
循環器系に疾患を抱えておりまして、数日前から体調が優れないこともあり大事をとって安静にしておりました。
まあ所謂 " 心臓疾患 " ってやつでしてね、心臓肥大・心房細動・不整脈・高血圧・不眠…といったものが主な症状ですが、各種クスリでそれらを抑制しておりましていつもは健康な方々とそう変わらない生活が出来るのですけれど、時折なにかの拍子に歯車が狂ってしまうこともあるようです。まあムリは禁物ってやつなのですな、気を付けたいと思います。
オカゲさまで少々の休養期間を経てなんとか復調いたしました、なんちゃってながら再び意欲も取り戻し相変わらずの駄文日記を継続したいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
和の香草…生姜・茗荷・青紫蘇・大蒜・葱など日常的に欠かすことの出来ないものばかりですが、それらをドバっとミックスしイッキに食してしまう乱暴なレシピであります。なんだかデリカシイのない食べ方のようにも思えますが、これがまたジツに美味いのですよ。
過去にも何度かさまざまな和風お料理でその恩恵に与っておりますけれど今回は洋食、しかもその舞台がデミグラスソースで調味するハンバーグというシチュエイションは、メジャーリーグのゲームでニッポン人同士の対決をするというシビレるようなあの感覚に似ている気がします。
キャセロールに敷き詰めた水菜と玉葱のミックスにハンバーグとデミグラスソースをたっぷり、そしてその上に覆い被さるように乗せられた生姜・茗荷・青紫蘇・大蒜・根深葱・人参の細切り…これじゃあ肝心のハンバーグが見えないじゃないか!とお叱りを受けそうですが、これでいいのです。
真ん中にフォークとナイフを突き刺し、適宜それらの和ハーブ類をハンバーグのニクとデミグラスソースにまぶしながら、おもむろにあんぐりとクチに運ぶわけです。さまざまな食感と香りが混然一体となってカオスが生まれます。ベトナムのハノイに今でも息づくフランス様式の文化にも似ているし、アルゼンチンのブエノスアイレスに響くタンゴの響きがラテンにルーツを持っていることのように、独特な食のリズムを生み出している明確なトーンに心躍るわけです。
いったいどんなお酒がこの料理を上手くサポートしてくれるのだろうか、もちろんワインやビールは鉄板路線だろうけれど、無色のリキュール類もきっと合うはずだ。いや、それよりも…ととめどなく溢れてくる思いが次はアレで、その次はコレ…といったように無間の欲望が渦巻くテーブルになってしまうのね。
少しアタマを冷やそう。静かにスコッチをオンザロックスでいただき、冷静さを取り戻す夏の終わり。
■ 長月の庭風景 ハナトラノオのモンスター
ハナトラノオが咲き始めました
ナニゲに撮った一枚ですが
これ以上は近づけない至近撮影距離
あ~マクロレンズを用意すればよかったな
でシカタがないので撮影後に元画像をクロップ
マクロレンズならこう撮ったはず…ってところまで拡大
なんと元データの16%でしかないこの画像のクオリティーに驚きます
高画素機と高解像レンズに助けられた一枚です