讃岐うどん『しん』

法事やおシゴトの用足しと全く遊ぶ暇もなく過ごした先週の木曜日、桜で有名な清水の船越堤の近くにあるうどん屋さんで昼食を摂った。

何度かその店の前を通りかかっており、そのたびに楚々とした暖簾の“本場さぬきうどん”や“丸亀”という文字が気にはなっていたのだが、かなり前に地元テレビ局のグルメ番組で紹介しているのを観て「近くに行くコトがあったら絶対に寄ってみるぞ!」とヒソカな決意をしていた『しん』である。
二月以降はおシゴトで全く遠出などできなかったわけだが、ここに来てようやくそのサワリを手に入れつつありうれPなのだ。
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とにかく“コシコシ”していて(四国の方はこう表現するらしい)旨いのだ。このコシコシというコトバの意味は、単に硬くてもっちりした某うどんチェーンの麺にはない部分を含んでいるような気がする。
茹で上げて水で冷やし流した讃岐うどんはカドがきっちり立っていて、何かそこに意志の固さのようなモノを感じるのだ。
大根おろしと青葱が散らされた“しんうどん”には柑橘酢が搾られ「生醤油を二周回しかけて食せ」とテーブル上に指示書が置いてあり初めてなのでその通りにやってみたが、なるほど!ジツに当を得た食し方であり、醤油の旨味も手伝って讃岐うどん本来を楽しめる。
同行していた母君は「釜あげうどん」を食したが、コレもまた十数年前に四国を訪れた時に食べたそれそのものであり、いりこ系のだし汁がなんとも言えないヨロコビを満喫させてくれる。
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本場さぬきうどん・丸亀『しん
http://shin.beblog.jp/
静岡市清水区船越南町794-5
TEL:0543-53-7700 / FAX:0543-53-8050
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