山形冷しラーメン  

冷し中華”ではなく冷し“ラーメン”なのである。仙台のソレは以前に食したコトがあったが、山形は初めてだ。

やや扁平な冷凍麺はつるつると喉越しもよく小麦の香りも生きていてストレス知らず、インスタント・ラーメン並みのスピード調理が可能なコトもうれしいではないか。
添付のスープも流水解凍して冷水で割ってやるだけのイージーセットで正直なトコロあまり期待はしていなかったのだが
「こんなに美味しいならもっとマジメに具を準備するべきであった…」
とハンセーしつつ、うまい♪うまい♪とアッという間に平らげてしまった。
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発祥の地とされる仙台の冷しラーメンはかなり有名ではあるが、どうやら山形のほうが歴史が長いらしい。戦後間もない昭和の二十年代後半からかの地で考案され、地元の方々の夏の楽しみであったと聞く。
フツーのスープを冷しただけだと脂が固まってギトギトになってしまうので魚介のダシなどを加えてかなり工夫しているらしいが、飲んでみれば納得のゆく味わいでかなり和のテイストが強い。
ヘタをすると「ただの蕎麦つゆじゃん…」になってしまう処へビミョーな中華そばのエッセンス。
この製品は大手の食品会社が製造している業務用冷凍食品だが、ゆで卵やメンマ、叉焼、ネギ、海苔といったノーマルなトッピングを施したモノをぜひ現地で楽しんでみたいものである。



ヴィニャ・マイポ 
チリワインは時々いただくが、概して良品質なモノが多い。このヴィニャ・マイポも果実味が強くガッツーンと来る赤で、バックラベルにはミディアムと表記されているがフルに近いバランスだ。
香りはいきなり立つタイプで甘いブーケに誘われてナメてかかるとこっぴどくヤラれる、押し出しの強いワインである。