中村農場でのお買い物は今回の小旅行計画時からのTom-Zさんとのお約束だった。
購入したタマゴは昨日の夕食にプレーン・オムレツにして食したが濃厚な味わいがたまらなく美味しかったのね。
もちろん帰っての翌朝“玉子かけゴハン”でハフハフしたのはいうまでもないが、昨晩はもう一つの目玉“甲州地鶏”を塩と胡椒だけでグリルしてみたのだ。
間のよいコトに妹君が岩手から送ってきたというアスパラと茹でたてトウモロコシを持ってきてくれたので「なんて都合のいいガロニ♪」
とばかりに早速使わせていただいた。
例の燻味塩とブラックペッパーをミルしてグリルするだけというチョ〜単純な料理であるが故に、鶏肉そのものの持つ味は100％暴かれてしまうオソロシイものなのである。
ヤワな輸入肉などではドリップ出まくりパサ必至という悲しい結末は確実で、とても出る幕はない。かろうじてステージに参加できるのは国産ブロイラーの非冷凍ものがやっと…という蜷川幸雄なみのキビシさだ。
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驚きはグリル・パンに落ちた肉汁と脂の少なさに始まり、皿の上でナイフを入れてみる時にそれは確信に変わる。
吹き出る肉汁とフォークを跳ね返すような弾力にあわてて一切れを口に運ぶが、瞬間に歓喜の声を誰もが発するだろう。
「旨い！」
平飼いではないとは思うが、鶏舎の面積にヨユーを持たせ良質な飼料で大切に育まれた鶏だけが持つ品質。
噛み応えのある肉質とそこに集う凝縮された旨味と脂、なぜか甘く感じてしまう鶏のグリルにはワイングラスを持つ手もついつい止まりがちだった昨晩なのである。
6月9日の日記「甲州地鶏の親子丼 / 八ヶ岳高原・中村農場」
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20080609#1212982502
◆中村農場
http://www.nakamuranojo.com/
山梨県北杜市高根町東井出4986-524
TEL：0551-47-5030 / FAX：0551-46-2875
mail：info@nakamuranojo.com
営業時間：昼メニュー ：12時から14時まで
夜メニュー ：18時から21時まで（オーダーストップ20時15分）
定休日：火曜日・水曜（発送も定休日はお休み）
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