『清里ジャンボバーガー』@まきばレストラン

そのウワサは数年前から耳にしていて「一度は喰ってみたいもんだよなあ…」と思っていたのだ。何度も清里へは足を運んではいるがホカに食べたいものがあったり、すっかり忘れていたり、或いは覚えてはいるものの遊興予算テキ配慮からパスであったりとナカナカに思ったようにはゆかないものなのであった。
今回メリーマックさんに行くにあたって(そうだ!どーせならアレを食べて来ようではないか♪)と思い出してしまったのがこのデッカいハンバーガーのコトだったのだな。

富士宮を出発した時は富士山も雲の中でサエない天気だったのが甲斐路に入るとすっかり快晴となって心地よいドライブなのである。
このレストランのある場所は山梨県立「まきば公園」の展望台兼駐車場であって景色もよく何度も訪れているところなので迷わずスンナリ到着出来るのだ。今までは土産コーナーで牛乳を買って飲んだ程度でレストランを利用するのは初めてである。
窓際の席に案内され着席すれば「まあ!なんてスバラシい眺めなんでしょ〜」なのであって広大な牧場や遠くの山々、そしてこの日は遠く富士山さえ見ることも出来てサイコーの立地なのだな。
お目当てのハンバーガーだけではナニなので『特製オムピラフ』なる料理も注文してみた。タマゴは地元の中村農場を使っているのでとても風味がよいし、かかっているデミグラスソースにもブドウを加えたソース仕立てにしてあるなど工夫が重ねられていて結構なののだが、肝心のピラフの食感がイマイチで(ちょっとハズレだったかな)みたいなカンジである。

さていよいよ念願のハンバーガーの番だ。倒れないように中心に突き刺してあるブロシェットはブレードの長さだけで10インチはある。バンズの底面積だけではピサの斜塔崩落状態に陥ってしまうので運んできたウェイトレス…う〜ん、最近は末尾にesを付加して女性であるコトを現す職業用語が廃止傾向にあるからなあ、スチュワーデスはスッチーなんてふざけた呼び名からキャビン・アテンダントなんて変わってしまったし、看護婦は日本語のままで看護師だけどナースっていうとなんだかエッチなイメージ、女給さんはウェイトレスでいいんだろうけどイタリアンならカメリエーレってちょっと奔放なカンジもあっていいじゃん…ってカンケーないなあ。そう、ウェイトレスは上部の羽根部分を片手で押さえながら運んできたのだ。
テーブルに置きブロシェットを抜くとタワーのようなハンバーガーは屹立したままだが(どーやって食べるんだよお)みたいなオドロキと可笑しさにしばし食するのを躊躇うほどのヴィジュアルだ。
二階建て構造になっていて上階にはフジザクラポークの厚切りボンレスハムやベーコンがドカッと乗せられていてゴーカイなのである。高原野菜の産地ならではのたっぷりレタス&タマネギ&ブ厚スライストマトなどに彩られたハンバーグパティもパウンダークラスの巨大なものだ。おクチが小さくお上品な御方は遠慮してしまうサイズとボリュームはニクに飢えたエロおやぢを激しくコーフンさせるのである。

バックリと喰らいつくとフジザクラポークの芳醇な旨味がグワッとクチに拡がる。タルタルソースもジツに美味いではないか。
ハンバーグは如何にも手ごねしましたと言わんばかりのジューシィさに満ちていて、柔らかくそしてふわりと香るスパイスの妙を楽しむコトが出来る。
フツーはコレだけニクのボリュームがあるとネロネロうんざりなのであるが、バリバリとフレッシュなミルフィユ状レタスのオカゲで極めて爽快な食感が続いてくれるのだ。

巷の評価ではデカいだけで大味だとか一度喰えばオッケーみたいな声をよく聴くが、ハンバーガーなんてしょせんそんなモンなのであって、コレの場合は上等なハムやベーコンを共に楽しめると云うリッパな業績を残してくれているワケなのだからボクはもっと積極テキに評価してあげたいのだよ。
そして出来ればハムとベーコンだけでスタックさせたタイプも用意して頂けると有難いんですけど。
念願叶ったハンバーガーは満点のロケーションと共に至福のひとときに巡り合わせてくれた。そうそう、久々のビンコーラも美味かったなぁ…


まきばレストラン
http://www.okanokouen.com/makiba-r/

山梨県北杜市大泉町大字西井出字石堂8240-1
TEL=0551-38-4600

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