鶏肉の香味焼・五種和ハーブ添え


 生の落花生を買いに農民市場に出かけた。あいにく昨日は入荷がないというコトで、茹で落花生を肴に一杯♪とゆー目論見は消え去ってしまったのだ。
しかし農民市場には強いミカタもいるのよ…地元養鶏業者が提供する「富士の鶏」という優秀なブロイラーがいつも置いてあるのだ。ヤキトリってのもビールにいいじゃん…

 根深葱と鶏肉を交互に刺した“ねぎま”は先日ドンブリにして食べたので、昨日はモモ肉一枚モノを購入して帰った。七味唐辛子・柚子胡椒や醤油・酒・味醂を合わせた調味料に30分ほど漬けておき、オーブンで網焼きしてやれば極上の“焼鳥”が出来上がるが、コレに和風ハーブを刻んだものを添えてやるとまた一味違った料理に昇格するのだ。
 準備するものは大葉・茗荷・生姜・大蒜・青葱の五種類だ。各分量はテキトーで良い、ジブンのスキな香草の比率を多めにして一向に差し支えないのね、ただしこの五種類をミックスするというセオリーは堅持していただきたい。
茗荷と生姜・大蒜は細切りにして水にさらし、よく水分を切っておく。大葉の細切りと青葱の小口切りは晒さずにそのまま先のものとボウルでふわりと和えてやる。

 アトは焼きあがった鶏肉を一口大にカットして五種和ハーブをトッピングしてやるだけ。
唐辛子や柚子胡椒のピリッとした辛味が効いた醤油味の鶏肉に、ミックスされた香草の香りと味がパーン!と弾けてジツに爽快な料理である。
ゴハンにも合うし酒の肴には極上の夏料理だろう。
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ハナシは変わるが、この鶏肉のパックには4種類ものシールが貼られているのよー

 富士北部ブロイラー生産者協議会による「富士の鶏」ブランド、プライス・シールには品種や飼育形態、飼料から飼育日数まで記載されており、その品質の確かさを証明するためにかなりの手数が割かれている。
経営の効率化と畜産公害の発生防止に大きな効果を発揮するウインドレス鶏舎の導入なのだろうが、同時に平飼いを実現するためには管理面や設備の点で大きなコスト増につながっているハズだ。


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 ソレでもこうした手法を続けているのは、消費者に少しでも高品質な食肉を届けたいという思いがあるからなのだろう。
凍結保存処理せずに新鮮な鶏肉を出荷する、という並大抵の努力では済まない企業姿勢に拍手を送りたい。


株式会社青木養鶏場(直販店舗名:チキンハウス)
http://www.aokiyoukei.com/




富士桜高原麦酒
ラオホとは原料の麦芽を燻製してからモルトにするという珍しいビールだ
まさに独特の風味は好みが大きく分かれるに違いない
ドゥンケルやヴァイツェンというカテゴリに分類されているが、飲んでみれば明らかな違いにスグ気づくだろう