買い過ぎたバジルはタリアテッレで

菜園のバジルはまだ小さくて、カプレーゼを作ろうとするとスーパーで買ってこなければならなかった。

運が悪いコトに小さいパックは全て売り切れていて、立派なバジルがたっぷり入っている大きなものしかない。お値段にあまり違いはなく確かにお得なのだが、香草類はそうそう大量に使用するものでもなく余ってしまうのはメに見えていて購入には多少の抵抗はあった。まぁシカタがないのよね、バジルなしのカプレーゼってのも有り得ないハナシだし…
いただいたアスパラなども用いて無事アンティパスト作りも終え存分に楽しんだが、モンダイは冷蔵庫にとり残されたバジルなのである。一昨日そのジジツをあらためて発見し「ウ〜ム、コレは早々に活用しなければせっかくのバジルがムダになってしまうではないか」とパスタにして喰ってしまうコトを決心したのだ。
そろそろ支度でも始めるかと思っていた昨日の夕方、神戸のGから写メールが来て「これから鴨の冷製パスタ作って喰うんだもんね〜♪」と自慢にもならない嫌がらせに半分ムカつきながらもせっせとバジルを刻んだ。その後Gからは何枚かの写真が送られてきてそのいづれにもバジルがトッピングされており「何でも乗せりゃ〜いーってもんじゃないんだよ」と吠えながらも、やはりイタリアンにはバジルのマジックが必要なんだなぁと納得したりもするのだな。
昨晩のパスタはタリアテッレにしてみた。ガーリックのアッシェに唐辛子…そう基本テキにはペペロンチーノであるが、ベーコンとバジルを加えることによって全く別の料理に変身している。思いつきで…というより余剰食材の処分目的でやってみたレシピは思いのほかに美味しくて、コレなら定番料理に昇格させてもいいかなというヒットなのであった。バジルの爽やかな風味が活きていて、甘くて新鮮なトマトを加えたり夏ならではの野菜をプラスしたりと応用が利きそうなパスタでもある。
デザートには房州のビワ。甘くてジューシィそして優しい香り…今まで食した枇杷のドレよりも美味しかった。冷蔵庫でちょいと冷やしておいたものは完全に熟していて皮もツルリと剥けて気分がいいのである。
ガーリックの効いたオリーブオイルやベーコンでネロネロになったお口をひんやりビワが鎮めてくれるが、一度知ってしまうともうアト戻りは出来ない美味しさに禁断の果実にテを染めてしまったような後ろめたさも感じるのである。今年はもういいけど「来年どーしよー」なのだな。










今朝の富士山
昨日の雷雨がウソのよう…

2009.06.17. 04:54 @Mannohara, Fujinomiya-City