むうちん漬


長野県南佐久郡北相木村…長野・群馬・山梨の三県の県境に位置するこの村の名前は“むうちん漬”を食してみるまでは知らなかった。人口1000人ほどの小さな村は1565年(永禄8年)に信濃国佐久郡相木村が南北に分立したことに始まり、昨今の町村合併の流れもナニするものぞ…と400年以上の歴史を刻み続けている。
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正確に言うとこの漬物は“きゃべつむうちん漬”であり夏場だけの提供品のようだ。ザックリと大ぶりに刻まれたキャベツはニンニクと唐辛子の利いた汁に漬けられていて箸が止まらない美味しさなのである。
バリバリとした歯ごたえも心地よく、ゴハンにあわせても酒の肴にしてもサラダ感覚で食べられてあっという間に平らげてしまう。ちょうど和風の“水キムチ”のような感じで高原野菜の良さを上手に活かした漬物だなぁと感心する。
冬の入口である11月になると“白菜むうちん漬”が始まるらしい。コンブとスルメを一緒に漬けてある…と云うことなので、ちょうど松前漬のようなネバリトロミも併せ持っているのだろうか、楽しみな一品だ。
今年の冬には買い忘れしないようにしないと。


相木商会
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花みずき(直営店)
山梨県北杜市高根町清里3545-1 =メリーマックさんの隣
TEL=0551-48-2458









Sora

6:36PM, July 13. 2009.