お家でチューカ『麻婆茄子』

専門店で食べた方が美味しいにキマっているモノはいくつかある。中華料理もその一つで、やはり食材・調味料から調理の火力まで全てが次元の違う処理がなされるのだからシカタがないのだな。

まぁそうは言ってもソコソコに美味しい調合済のレトルト調味料などもあって、お手軽にそのフンイキを家庭で味わえるのは有難いコトなのである。
ボクは基本テキにはどのジャンルの料理もジブンでイチからスタートさせることが多いが、初めて食す料理などお店で試してみるチャンスや時間が無い時はこうした出来合いのモノでそのエッセンスを吸収してからレシピブックを開くようにしている。五感に響くイメージもないまま文章や写真だけで料理をせよと言われても上手く出来るハズが無いではないか。
ソレでもこの“麻婆茄子”という料理はお店で食した経験がない。麻婆豆腐はイナカの中華料理屋から横浜中華街の名店までイロイロ食してはソレナリのウンチクを蓄積してはいるものの、茄子をナゼ注文しないのかと云えば家庭で出来るこうしたアシスト調味料のオカゲでソコソコに満足しているからなのだと思う。
もちろんプロの料理人が作った麻婆茄子ならきっとハッとするような美味しさがあって「やっぱりお家でチューカとはステージが違うよな〜」となるのだろうが、いまのところソレほどひっ迫した要求もないのでそのままにしている。
大手食品メーカーによる「中国有名料理製品群」や「調理実行」など優秀なレトルト既製品に支えられているコトもあるし、今回使用した“陳健一麻婆茄子の素”のようにお店の商品をそのまま使用する状態に近い冷凍パックも宅配カタログで見つけたりして大いに勇気づけられているのだな。
あぁ、でもやっぱり一度くらいはお店で食してみるべきなのか。「どーせ食べるならアノお店で…」などとゼイタクなコトばかり考えているからダメなのかもしれない。