初鰹のマリネ

県内の港では先月あたりから近海カツヲの水揚げが多くなり始めた。特に報じられてはいないので漁模様も例年並みなのだろうか。

今年のシーズン一番には冷凍モノの鰹のタタキで楽しんだがようやく生をテにするコトが出来た。しかも一本選りした上物は脂も程良くのっていて見るからに美味そうなサクで売られていたのである。
藁で炙ってタタキにするのも上等な肴であるものの、こうしてイキのいいヤツならばそのまま刺身で食すと云うのがカツヲ君に対する礼儀と云うものだろう。
もちろんネギや茗荷・生姜を中心に新タマネギのスライスなども添えるトラディショナルな食べ方は絶対に外せない。モチモチとしたカツヲの食感・旨味と和のハーブが織りなす世界、そしてソコに介在する醤油という調味料の無限の可能性を感じながら味わうカツヲは初夏のさわやかな風にぴったりの料理だ。
大きめのサクだったのでもうひとつイタズラをしてみた。イタリアンのようなマリネの真似事だがコレが本家の料理以上にカツヲの美味しさを引き出してくれたので思わず採りあげてみたくなったのである。
いつも作り置きしてあるフレンチドレッシングにタマネギのすりおろしやガーリックやトマトを細かく刻んだもの、そして粗挽きのブラックペッパーなどを加えたお手軽マリネドレッシングをカツヲの切り身にかけて少し待つだけの料理だ。
正直言ってこんなに美味しいとは思わなかった。オリーブオイルが鰹の身肉に見事なほどに馴染んで、ただでさえキメ細かく滑らかな鰹の刺し身がよりマッタリとしたものになっているのだな。コレはいいものを知ってしまった…




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今朝の富士山
ジツに悩ましいカスミでありまして…



5:39AM, June 03. 2010. @Fujinomiya-City         Original Photo