(207) 辛〜いカレーで『オムカレー』

ジブンではまずテを出さない類のレトルトカレーである。中三元女子剣道部員がいずこかで頂いてきたモノらしいが、貰った本人は辛いものがニガテなのでボクの手元に転送されてきた。

パッケージはけっこうオフザケ系でルパン三世に出てくるような印度商人のようなツラをした国籍不明のオトコが、顔を真っ赤にして辛さに耐えているかのようなイラストが描かれている。
そして“辛〜いカレー”という商品名と“激辛 BEEF CURRY”の文字が入り、いかにも「オレは辛いもんにゃメがないんだよ」とふてぶてしくコレを買い求める中年のオッサン(血液型はB)にアピールしそうなデザインだ。
だいたいボクはこのデザインからしてダメである。昨今の何でもカンでもユルいマコットキャラクターによるイメージ戦略に通じるものを感じて、コドモ帰りテキ文化というか安易なキャッチにはどうにも馴染めない。友人などに意見を訊くと誰もそんな印象は持っていないようで、町おこしや名産品がイメージしやすくてよい…という感想がほとんどだった。
う〜む、ってコトはボクがただ石頭で融通の利かないヘンクツガンコ者ということになるのだろうか。でもなあ、何でも幼稚なアイコンがないと認識出来ないモノなんて本物じゃないよ…と今更その評価を変えるつもりはないのだな。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
辛い料理は割にヘーキなほうなのでフツーに食してもよかったが、いちおー用心してライス側は“オムライス”にすると云う防護策を施しておいた。タマゴは調味料の辛さをマイルドに感じさせる効果があるからだ。

オムライスとはいってもニク類や野菜を入れたケチャップライスではなく、シンプルにガーリックを加えて炒めただけのライスがナカミである。タマゴ部分はしっかり火を入れてしまうと辛さゴマカシ効果が薄れるので半熟状態にしてある。
この半熟ってヤツも近年は何でもカンでも“半熟ふわとろ”テキへなへな食品が蔓延していて、ジツに嘆かわしい。おいっ!ソコのにいちゃんよ、オトコならもっと硬派なもんを喰わんかいっ!と言いたいところだが、逆ギレされてホームから突き落とされたり、ボクの大切なメガーヌにクギラインを入れられたりするのもイヤなのでやめておくのだ。しまった、また本題からソレた。どうも最近は他人に対して不満を述べたり不服に思うコトが多くていけない。
肝心のカレーはさほどキツい辛さではなかった。
ただ印度っぽい香辛料が多用されていて、お味と香りはなかなかのものである。が、かなり辛めのカレーには違いない。
「クチほどでもねーヤローだな…オマエってさ」というカンジで、ただ辛いだけならもっとスゴいのを知ってるんだぜ!とつい自慢話の一つも披露したくなるが、オトコは黙って食すのである。そう、喰い物に不平不満を述べてはならないのだ。
ソレが家庭円満のヒケツらしい。


株式会社キャメル珈琲(KALDI)
http://www.kaldi.co.jp/




☆ スーパーで廉売しているレトルトカレーでやればもっとCP高いかな(笑)
ポチッとクリックで応援して下さい! ポータルサイトのランキングに参加しています〜






今朝の富士山
キレイに朝焼けしてましたがエリマキ雲ね



5:14AM, September 06. 2010. @Fujinomiya-City       Original Photo