白菜高騰なんてカンケーないもんね『キムチ・チゲ』

一時元に戻ったかなと思っていた葉モノ野菜はここにきてまた高くなり始めている。鍋物の必需品である白菜もその一つで、秋に清里で購入した白菜の価格がウソのように思えたりもするのだな。

高騰の原因は天候不順による不作に加え端境期と鍋需要増が重なってしまったというのもある。お隣の韓国でも同様な白菜不足が発生していて日本では考えられないくらいの価格上昇があったらしい。韓国の人々にとってはソウルフード…う〜ん決してシャレではありませんから…であるペチュキムチに欠かせない食材として市場での流通量が日本とは格段に違うのもあるだろう。中国東北部でも不作だったという不運も重なりソウル市場では例年の10倍もの価格にハネあがってしまったため、ソウル市当局は公費を投入してまで白菜価格の抑制に介入したと報じられていて(あ〜市民生活を守るためにソコまでしてくれるんだ)というウラヤマシい思いと同時に、キムチ製造に対する凄まじい執念のようなものも感じてしまうのである。
我が国であれば大根が不作になった場合にタクアン造りのために国や地方自治体はどーゆー対応をとってくれるのか、梅が凶作のときにウメボシの補償をいったい誰がしてくれるのか…という身近なモンダイとして当てはめてみたが、どうも(なるようにしかならないのね)というパッシブな結論しか導き出せない。多くのニッポン人はすでにタクアンやウメボシに対する執着を失っているのだろうし、誰も文句を言わないのだろうなあ。
日本市場での高騰は韓国への輸出量が急増したことも一因と聞き、う〜むソレなら安価な韓国直輸入キムチを食べなくては損ではないか!と思い、急ぎ『キムチ・チゲ』を夕食に作ったのである…というのはキムチのように真っ赤なウソなのであって、単に寒いから簡単でホットな鍋にしようかと安易に決定しただけなのだな。
しかし美味いなぁコレって。白菜キムチが生ヤサイがわりになっているだけではなくたっぷり旨味を放出してくれるところがいいのだ。翌朝は残ったダシで雑炊にしてすっかり食べ尽くしたのは言うまでもない。




☆豚ロースでやっちゃいましたけどね、カキやタラを入れた海鮮キムチチゲってのも(*^−')ノ
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今朝の富士山
明け方までの雨は裾野の雪化粧


6:46AM






淡いラヴェンダーの夜明け


6:47AM, December 08. 2010. @Fujinomiya-City