コピーされまくりの仙台銘菓『萩の月』

仙台銘菓『萩の月』…云わずと知れた東北土産スイーツの人気商品である。ふんわりしっとりスポンジに包まれたカスタードクリームがバランスの良いコクと香りで美味しい菓子だ。いただいて嬉しくないヒトはいない…とボクは思うが、はてヒトサマはどんな風に感じているのかとネットでちょいと探ってみると概ね好意テキな評価が多くナゼかひと安心なのである。
そんな中にこの『萩の月』類似商品をことごとく集めては食べ比べ点数をつけているサイトがあった。ご苦労なことであるがそのキモチも解らぬものではない、コレは『萩の月』を愛するが故にどうしてもその優秀さを証明したかったのだろう。レトルトカレーカップ焼そばで似たようなコトをしているエロおやぢには身にシミる行為なのであって大いに賛同したい。

驚いたのはニッポン全国各地でそうした商品が銘菓として製造販売され、しかも姿カタチやお味だけではなく名称までパクっている実態には落胆した。有名ブランド商品のコピーは海軍の艦艇を沖縄本島宮古島の間を通過させるなどして相変わらず示威行為を繰り返し周辺諸国の領土を不法に占拠略取しようと目論む覇権主義某大国のオハコかと思っていたら、このニッポンでも相変わらず行われているジジツなのであった。
例を挙げると“湾岸物語・月のクレムー(東京)、越後の月(新潟)、媛の月・瀬戸の月(愛媛)、瀬戸の新月(香川)、瀬戸大橋の月(岡山)、華厳の月(栃木)、箱根路の月(神奈川)、茨城の月(茨城)…”などと全て「月」がキーワードとなっていてその発想の貧弱さに呆れかえるばかりである。文章が長くなってしまうので全てではなくこれはほんの一例であって、まだまだ山のようにコピー商品が存在する。君たちにはプライドと云うものはないのか。我が国の教育レベルの低下がこんなところにも影響を及ぼしているのかと思うと非常に残念至極なのだ。

今回は家人が勤務する会社の石巻事業所の出張者が手土産として持参下さったもので、多分仙台で新幹線に乗り換える際に購入してきたものなのだろう。土産商品なのでリッパなハコに並べられていて、しかもナカミは円い菓子なのにまるで石鹸包装箱のような長方形をしているのはどうしてなのだろう。エコロジーが必要以上に叫ばれている現在こうした一見ムダとも思える意匠に包まれた商品と云うのも珍しいが、エコよりエロがスキなエロおやぢはコレも悪くはないと思ったりもするのだよ。
しかし菓子そのものはレッキとした洋菓子なのに超和風な佇まいを演出しているのはやはり伊達藩仙台という歴史の重みがそうさせるのだろうか、それもニッポン文化の面白いところなのであって、おいそれとマネなどしてはいけないのである。


菓匠 三全
http://www.sanzen.co.jp/




クリック↓↓↓で応援をお願いします






今朝の富士山
昨日の冷たい雨が冠雪を復活させました
やっぱり朝陽に染まる雪っていいな…



6:12AM






6:44AM, November 24. 2011. @Fujinomiya-City











梅成弟子丸さん
しかし愛媛・香川・岡山の各社名称は爆笑ですね〜\(≧▽≦)丿
こんにちは! ぜひ開発秘話とかおうかがいしたいものだと思います(笑) へへ〜ダンナ、製造元仕入先は一緒でして…なんてハナシが出てきそう。 このテの商品ってブナンな感じがするので、ついテが出そうになりますね。特に会社の同僚などへの義理土産で(笑) 
静岡には『こっこ』という近似種がありますが、上記サイトの管理者殿の評価は「パクリ度も低く上々」…というものでした。けっこーイケます。 でもソレって貰って食べたことはあるけど買った記憶ってないのよ(´▽`*)アハハ



元ルーさん
あ〜ありますか、北海道にも… (´▽`*)アハハ

おはようございます! 熊五郎ラーメンを作ってる企業なんですね、でもこんな風に円山動物園とタイアップして『しろくまタイムズスクエア』なんて商品もあってカワイイじゃありませんか。あずき入りクリームが美味しそう♪
あと函館には『五陵の月』、帯広柳月の『月の精』なんてのも…(-_-;) 
北海道はこの時期にカミナリなんですよね、雪雲が引き起こす…って。蚊帳を用意しておきましょうか(笑)