旬真っ只中…牡蛎のお料理 其の弐

  • 超定番!『カキフライ』

世の中には哀れこの上ないヒトもいて“牡蛎があまりスキでない、或いはキライもしくは食べられない”といった、まあボクからしてみれば人生を半分捨てたみたいな印象を受けざるを得ない方々もいらっしゃるのだ。アナタは牡蛎のない人生を考えたことがありますか? いえ、まだ食したことのないコドモ時代に還るだけのハナシですから…ってつまらないよね。

う〜む確かに無いなら無いなりの人生を歩めばいいのだが、どうも華がないというか星のない夜空みたいなもので明日へのキボーとか夢みたいなものが見えないのは耐えられないではないか。
そんな牡蛎をイッキに大量にいたただくヨロコビは何物にも代え難いのであって、その料理の第二ステージは超定番の『カキフライ』でキマリなのだ。前回は三陸産冷凍カキで作ったものでヨクボーの捌け口としたが、今回は堂々の広島産生牡蛎でジッコーできてイバリまくれるのだな、へへい。
さてフライには不可欠なキャベツはちょうど使い切ってしまっていたので農民市場に買いに出かけた。表皮が紅いミニ大根もあったので購入したが、ちょうど納品に来ていた農家の方が「今年は大根が育ち過ぎちゃってさ…」とコボシながら複雑な表情で立派に栽培された大根を並べていた。例年なら一本¥200前後で売られるものが順調過ぎて百円に満たないプライスなのは我々にとっては有難いことだが、出荷する農家はキツいかもしれない。
そんな売り場の中でちょっと面白いものを見つけた。商品ポップには“レモン×ユズ”と表示されていて「絞っても食べてもヨシ」と添え書きがあった。おぉ〜きっとコレはレモンと柚子を交配させた柑橘なのだろう、ちょっと試してみようではないか…とカゴに入れた.

フツーの国産レモンは2ケで¥180だったがコレは4コで¥100、きっと試験的に栽培したものなので見たくれもイマイチだから安いのね。お家に帰って早速カットしてみると切り口の様子は完全に柚子、しかし香りはレモン、果汁を含んでみると柚子の優しい甘みも感じてナイスなミックスなのよ、お〜っし!コレは使える。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
牡蛎は小粒が主体で親指ほどの大きさなのでフライにしたものはまさにひとくちサイズだ、ホイホイといくらでも食べられそうなキブンになる。レモン×ユズを搾ってさっぱりいただいたり、タルタルソースでコクのあるお味を楽しんだり、ウスターソースでスパイシィな旨味を堪能したりと目先を変えながらカリカリサクサク…中からジワリと滲み出るまったり濃厚な滋味。ああ美味い。
もう「美味い」としか言いようがない、それでいいではないか。



  • 其の壱 冷製オニオンソース、ポン酢醤油でいただく生牡蛎

  http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20111217#1324086476

  • 其の参 新たな挑戦・牡蛎の蒲焼丼

  http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20111219#1324259194




クリック↓↓↓で応援をお願いします






今朝の富士山
キーンとマイナス5℃の朝
サスガにあちこちには霜がびっしり



6:56AM, December 18. 2011. @Fujinomiya-City












ひろ♪さん
おはようございます! 部屋の窓から撮れればね〜(´▽`*)アハハ
ズボラもそこまでいくとサイテーですね、やっぱり多少の緊張感は必要かな(笑) いえ、いつもマンションの階段踊り場から撮ってるんですよ…たいして変わんないかあ \(≧▽≦)丿
撮影お疲れさまでした、撮影したフォトに自分としての満足はなくても後悔はないでしょ? 一枚の画像に込められた精神は必ず見るヒトの心の琴線に触れるものですよ…



う〜様
おはようございます! ジツに正しい順番です\(o^∀^o)/
で、その順番で食してゆくと3の整数倍必要になるんですね、ええ15コ喰いました(爆) ビールかワインがあればこの倍はいっちゃったかな(≧∇≦)b
貴殿はどのように料理されましたか? 今年はオリーブオイル煮はパスしてちょっと和風で攻めました。某グルメ番組からヒントをいただきましてね…



Lotさま
おはようございます! 牡蛎はねえ、あの艶めかしいヴィジュアルもいいですよね(笑) 
あまりスキじゃないけどいちおー喰えるって程度だとオカマ野郎扱いですか?\(≧▽≦)丿 オマエはフジツボでもいじってろ〜って(爆) 
今回は小粒でコクのあるタイプで、また別の顔を楽しむことができました。でも食べ慣れた厚岸の牡蛎、あのクリアな味わいも好きなんですよ。あ〜食べたい食べたい食べたい(無限リピート)



とがしさま
おはようございます! 産直だと当然“殻つき”も併せてオーダーですよねo(^-^)o
新鮮さと食味の点に於いてはコレに勝るものはないでしょ、殻をクチビルに当ててツルッと流し込む快感、鼻孔に伝わる潮の香り、舌に触れる冷たく滑らかな牡蛎の身肉、そしてまったり濃厚に拡散してゆく海のミルクと貝柱やヒモの弾力。よく冷えた白ワインでソレを洗い流し、再び… あぁ、気が狂いそうだ!
家人の許可はないけど、魚屋で殻付き生牡蠣いっちゃおっかな〜(笑)




チャッピ〜☆彡さん
おはようございます!
お世話になっております(笑) ええ未だ牡蛎料理ワールドは終ってませんので現在進行形(´▽`*)アハハ
やっぱりカキフライは絶対に外せませんね、小粒なのでフォトの皿に乗っている分は全てたいらげました、15コってことです(笑)
あ、でも製造途中で生で2〜3コ、揚げたてを同じ位喰っちゃったからなあ(≧∇≦)b
たま〜にカニベビイが登場することもありますが、こいつはデカいですね。大アタリということでなにかいいことありましたか?



梅成弟子丸さん
察するに余りある御心境の中、コメントいただき有難うございます(笑)
こんにちは! ダメ押しのように今日も牡蛎料理をアップしてしまったことをお許し願います。いえ、決して貴殿の母君およびご本人に対する嫌がらせなど意図したものでは全くありませんが、結果としてそうなってしまっていることをお詫び申し上げます(≧∇≦)b
ここはぜひコンビニやスーパーのテイクアウトではなく、首都圏ならではのレストランなどにて揚げたてジュウシイまったり濃厚快楽海の幸旬の贈り物ヨロコビ爆発アドレナリン激放出を堪能してリベンジされることをお祈り申し上げます、はい\(≧▽≦)丿 



Lotさま
大味になるのはブロイラーなど人工テキなものだけですよね…
おはようございます! 天然モノはたいてい大きなもののほうが美味しいケースが多いかな。ただ何事にも先入観は禁物、理性・知性・確かな記憶と豊かな感性で自然の恵みを享受したいものです。
コチラで厚岸の牡蛎など絶望的だと思っていましたが、数年前にナゼか信州・清里のレストランで巡り合いました。感動しました。