軟派の逆襲 『豚バラ角煮』で奴は黙った

タイトルに深い意味など全くない。ただとびっきりふわとろな角煮を作ってご馳走すれば、どんな奴でも黙っちまうかなあ…なんて思ってみたりもしたのよ。

しかし平素は何でも硬派というか本格テキにやらないと気が済まないタチなので、いちおーヘラヘラやっているフリをしつつ…なんだか額にアセして物事を突き詰めてゆく姿を晒すってのも恥ずかしいじゃん!みたいな旧いタイプなんでしょうけどね…基本だけはキチンと踏んでリノベーションをするというスタイルなんです、ええ。
で、この角煮って料理も本当は何度も“茹でこぼし”という技法を使ってニクのタンパク質繊維結合をユルめてやるのが硬派の調理方法で、ボクも過去は常にそうしていた。ところがソレをイッキに解決してしまうタクティクスを元・崎陽軒の料理人さんから聞いてしまったものだから、ズボラなエロおやぢとしてはついソッチの方向に走ってしまうのだよ。だから軟派なんてへりくだった物言いしてるだけなんですけどね。
高価な国産ブランド豚、あるいはそうでなくてもフツーの国内産豚肉ならばもっと美味しいのだろうけれども、そーゆー豚肉を購入した時は塩コショウだけで焼いて食してしまったり真髄追求をしたがる傾向なのでなかなかこうした煮物料理には使えずにいる。
もっとも角煮のように濃い調味で仕上げてしまう料理ならば冷凍輸入肉でもたいして変わらないんじゃないか…などとナメているのかも知れないし、だいいいち100g単価が¥75などと特売をメの前にブラ下げられたら飛びついてしまう哀しきボンビィでもあるのね。

さてその教えて頂いたタクティクスとは香草や香辛料で覆った豚肉のブロックを蒸し器に突っ込み2時間34分56秒キッチリ蒸す。嘘だ…アバウト三時間くらいブンブンに蒸しまくるのである。そして予め作っておいた煮汁に落として極弱火で一時間ほど煮込み、そのまま煮冷まして翌日再び加熱して出来上がり。
時間だけは確かに必要だがテマはほとんどかからずホッタラカシ状態で済む。そして驚くほど柔らかでジュウシイかつ旨味の豊かな角煮が出来上がっている。美味いぞ。



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今朝の富士山
冠雪は下まで拡がりましたが、薄いのでスグに消えてしまうでしょうね



7:18AM, January 05. 2012. @Fujinomiya-City











Lotさま
大丈夫、八角は入れてませんから(≧∇≦)b
こんにちは! 煮込みダシ醤油まで純和風、こーゆー角煮ってものいいものですよ。カラシをちびちびつけながらツ〜ンと食せばパラダイス♪ってね(´▽`*)アハハ
東坡肉を食べる時は大皿から一枚づつ取って、紹興酒と一緒に少量楽しむのがいいかな。ばっくり食べたい時はこんな和風で…ビールはもとより日本酒にもよく合いました。