今ごろになって『松前漬と生姜ゴハン』の昼めし

年の瀬にもなれば誰だって正月のご馳走を準備するのである。
エロおやぢもそのひとつに“松前漬”をチョイスしてお神酒の相棒に据えようと云う算段だった。

ところがなんだか知らないけれど作りそびれてナッシング、まあ実家でいろいろ美味しいものが酒を待っていてくれたので作り忘れたことさえ記憶の彼方だったのよ。
きっとカズノコを購入しようと最初に行った年末のスーパーで見あった分量のものがなくて(また次でいいや)と先送りしたのがイケなかったんだな、その翌日以降の購入予定品目からスッ飛んでいた。だいたいいくら哀愁のイナカ町だからと言って高価なカズノコの小パックが売っていないというのが許せない。小家族化が進行していることを解っていないのか、クレームはつかないのか。
う〜む、もしかしたら当家に代表される小家族はボンビでカズノコなんて買えないのがバレているのだろうか、大きくリッパなハコ入りカズノコを堂々とレジに持って行けるのは年金たんまりリッチ爺さん婆さんのいる大家族だけだと販売予測がなされているのか。デパ地下では大小のパック販売、贈答用化粧箱入り、そして一本からでも笑顔で包んでもらえる“量り売り”というものがあって個人のライフスタイルにきっちり対応しているのに、コチラにはそんな気配すらないのがまた哀愁なのである。そんなワケで失念の言い訳ついでにヒトサマ攻撃をしてわが身かわいく仕立てるエロおやぢなのだな。
さて松の内も過ぎ、そろそろ冷蔵庫内のやや豪勢な食材も消えかからんとしている状況に直面し、慌てて食品庫をガザゴソと探っていると出てきたのが“松前漬”の乾燥食材セットだった。しまった!ボクはいったいナニをやっていたのか… 今からだって遅くないじゃん、とさらに慌てまくって作った松前漬である。ちょっと待てよ、おいっキミは以前に
カズノコの入っていない松前漬なんて“真の松前漬”とは呼べない!」
と吠えていなかったか? へい確かに…でもいいんです、頂き物の生姜味噌漬がカズノコみたいに見えるでしょ… 
見えない見えない!それにその話は違うと思うけど。






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やった〜! 舟和の芋ようかん
と思ったらナカミはキウイフルーツだったのね



January 18. 2012.