老舗の『おすすめ定食』に巡りあったラッキーホリデイ

デパートの物産展に久しぶりに出かけることにした。静岡市の繁華街に到着するのはちょうど昼めしどきなので(まあ現地に着いてからテキトーに探せばいいや)てな感じでデパート近くの立体駐車場にメガーヌ君を預けた。

取り急ぎデパート方向へ…と歩き始めてすぐ、一軒の風格のあるお店の前を通りかかった。入口には暖簾が出ていて“ランチ”のメニューボードも置かれているではないか。あれ…今日は日曜日だからお休みじゃなかったの?なのであるが、その日は成人式連休の絡みもあって特別に営業していたらしい。
以前に墓参りの帰路に「精進落としは『鰻の蒲焼』で」と一度利用したことのあるそのお店は明治22年(1889年)開業の老舗蒲焼割烹なのである。
鰻重では物産展での資金が圧迫されてしまう可能性があったけど¥900のランチならイケるじゃん♪と意外に早々と決着のついた昼めし会場選定にホクホクと喜んでその暖簾をくぐった。お店の中にはさらに詳しいメニューボードが手書きされていて数種類からチョイスできる仕組みになっていた。ホカの献立にはメもくれず“おすすめ定食”のアイテムを血眼になって迷うエロおやぢ。しかしムラムラとその欲望をソソってきたのは『あなご天ぷら』という一品だ、いいじゃない〜天ぷらは年越しぞば以来だしね。

いかにも和の定食!という風情で運ばれてきたその膳には『あなご天ぷら』のホカに舞茸や大葉の天ぷらも添えてある。さらに鮪のお刺身、香の物、ゴハン&味噌汁、フルーツというフルセットなのよ!いや〜こいつは大変お値打ちなんでないかい?とヨロコビ絶頂なのだ。

熱々サクサクのコロモに喰らいつけば中からふんわりソフトな“あなご”が現れ(あぁやっぱりコレにしてよかったなあ…)としみじみと味わう。
ヤル気になれば出来ないこともないけれど家庭ではなかなかテの出にくい素材・あなごを使った天ぷらは外食ならではのものなのであって、天丼にこいつが入っていると本当に嬉しい。ましてや天ぷら盛合せの一員など滅多にないので本当はココで一杯飲りたいところなのよね。

多すぎず少なすぎず質の高い食事をいただき満足だ。ようやく空腹から開放され精神にヨユーの出てきたボクは先程のメニューボードやその周辺に貼られているお品書きを眺めるとずいぶんいろいろ興味ワキワキの献立があるではないか。
“ひつまぶし風あなご丼”とかスタンダードな“煮あなご丼”、よく見たらおすすめ定食のヨコには◎新春スペシャル「ちまきあなご」茶碗むし付なんてものもあって一瞬(コレにすればよかったかな〜)など意地汚い煩悩がその頭を持ち上げる。そして帰宅してから調べればこのお店には『大名弁当』(¥1000)なる名物があって、巨大な盃状の器に旬の料理が種々華やかに盛り付けられたお弁当なのだという。う〜ん、それは是非ご馳走になってみたい食事ではないか。しかし困るものを知ってしまったねぇなラッキーホリデイ、次回静岡市繁華街での食事は此処でキマリだな…と今でもワクワクしているのよ。



あなごや
静岡県静岡市葵区両替町1-7-10
TEL=054-254-8361
ACT=11:00-14:00, 17:00-21:00 日曜祝日定休
http://nttbj.itp.ne.jp/0542548361/index.html


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以前は「商売人の企みに乗せられてたまるか!アホー巻だよアホー巻」なんてバカにして買おうとも思わなかったけれど、今年はなんだかついカゴに入れてしまったのね。

漬物や野菜を購入に行った「富士山やさいセンター」で売っていたこの『恵方巻』、一本¥700もしたんだけどいちおー全形海苔一枚使用でけっこーなボリュームもあるから、まあ相応なお値段かもね。
具材は卵焼・桜でんぶ・茹でエビ・椎茸の甘辛煮・胡瓜など平凡なものだけど、なんだかイナカのお母ちゃんが手作りしたみたいな…実際そうなんだろうけど…フンイキでその素朴さが却ってココロを打つものがあったのか。
食してみればまあフツーのお味でベツにどうってこともないのだけれど、元々太巻き寿司なんてそんなもんさってなカンジかな。いちおー南南東に向いてモグモグしましたけどね…う〜む、まるっきり乗せられっぱなしじゃん。