確かに神戸の『ステーキ弁当』

平素は質実な手弁当の毎日なのでたまにこうしたゴーカ弁当をテにすると自慢したくてたまらなくなってしまうのはまだまだ修行が足りない証拠かもしれない。う〜む、もっと徳を積まなければ…と言いつつやはりそのフォトなんぞをクルマの中で撮ってしまうエロばかおやぢなのだな。

千数百円もする高級弁当なのでこいつを購入したヒトはてっきり“神戸牛”のステーキをフィーチャーした弁当だと思ったらしい。そしてそれをいただいたボクもてっきり神戸牛だと思い込んでいたフシがあって、弁当を開いて早速その一切れをクチにしたときに妙な違和感を懐いてしまったのもジジツなのだ。
おや…なんだか香りや旨味に和牛らしさがないなあ、作りたてだったらもっと来るものがあるのかなあ、いやそんなことはないでしょう…銘柄和牛なら時間経過して冷めたってその濃縮されたようなエッセンスがきっちりと自己主張してくるはずだもんね。

そう思ってハコをよく見ると“神戸の”ステーキ弁当と名を冠していて“神戸牛の”とは表記していないのよ、う〜んヤラれましたねえ。
しかしそうかと言って決してインチキ臭いマズさに満ちたものではなく、これはこれでけっこー美味しい。というかかなりゼイタクな美味しさで楽しませてくれるものだしガサガサしたシゴトの合間に食すにはもったいない弁当なのである。
ニクも結構な厚みとボリュームがあるし鉄板に乗せられたステーキに添えてあるようなガロニが下に敷いた“きのこゴハン”によく合っていて旨い。ただし全体テキな味付けはもう少しパンチを効かせておいてもいいかな。
とは言え輸入牛肉のモモ肉ステーキ弁当がこのお値段に見合ったものかどうかは食したヒトの感覚によるだろうなあ。

もうひとつ面白かったのはこの弁当をテにしたときのズシリとした重みだ。(やはりこのお値段だからね、ブ厚い神戸牛ステーキにたっぷりゴハンでがっつりイケそ〜♪)なんてつい思ってしまうのよ。
ところがこの弁当容器には蒸気の発熱システムが組み込んであって、ゴハンとステーキのスペースは黄色いヒモの上にある段から上部なのよね…体積と重量の大半はその発熱部なのだ。なんだか上げ底っぽくてガッカリ気分は否めない。
黄色いヒモをサッと引くとスグにゴボゴボシュ〜みたいな音と振動が容器から伝わり出てきて5〜6分待つと本当に炊きたて作りたてみたいなアツアツをいただくことが出来るのは有り難いけれど、やっぱり弁当の美味しさってのは冷めた状態でのナニなのであって、ボンビなエロおやぢはいまひとつ納得には及んでいない。
ちなみに発熱システムは双日プラネット株式会社さんのナルホットという商品サイトでその仕組を知ることが出来る。

発熱の仕組み




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静岡も桜が満開になりました
シゴトで移動中のクルマの窓からスマホで撮ったフォト
駿府城公園のお堀は美しいソメイヨシノに彩られています
もっと落ち着いてちゃんと撮影したいなあ…



March 25. 2013. @Shizuoka-City






元ルーさん
こんにちは!
ええ、ヒモを引いたらパ〜ン!とスゴい音とともに紙吹雪とカラーテープが…ってそんなワケねーだろっ\(≧▽≦)丿
ゴハンの量が多いと温まり切らないってのもあるかも知れませんねえ、ちょっと物足りなく感じてしまいましたよ。最近はこのテの弁当が随分増えましたね。
甲州小淵沢駅で売っている『元気甲斐』という二段重弁当はそんなトリックはしてませんが、充分に食べ応えがあってとても美味しい駅弁です。そーゆーのがホンモノだと思うんですけどね…