秋のラーメン祭り(7-2)

  • 二十代以来のお店で『タンメン』

そもそもコチラの御大がいけないのだ、ミクシイに「タンメン喰ったぜ」みたいな記事をアップしてあって、ラーメン出血熱に感染しかかっていたエロおやぢはイチコロなのよ。

う〜む、そういえば『タンメン』ってずっと食べてないなあ…だけど御大が行かれたタンメンならアソコ!みたいな名店なんて聞いたこともない哀愁のイナカ町じゃ期待薄いよな…いやいやそんなことはない、なにも名店と呼ばれるようなお店じゃなくたってごくフツーの中華料理屋さんに行けばいいのさ。けっこージミな存在だけどムカシからラーメンの献立バリエーションの中には必ず『タンメン」ってやつがあるものだ。
中華料理屋さんはいっぱいあるけれど、できれば老舗でしかも庶民派の気取らないお店がいいなあ…なんて都合のいいことを考えていたら思い出した一軒、それは未だ二十代の頃たった一度だけお邪魔したことのある「龍鳳」さんなのね。

その時はたしか何かの用があって妹と二人で食事をしたはずだが、どんな料理を頂いたのか全く記憶に無い。ただ印象に残っているのは薄暗い店内とデコラのテーブル&パイプ椅子で昭和ノスタルジイがプンプンと臭うお店の内外観、お決まりのサンプルケースはもちろん入口脇にあったと思う。
そんなリアルなレトロを求めて行ってみたわけだけれども、そのお店があったはずの場所にはすっかり様変わりした「龍鳳」さんがあった。あらまあ、リニューアルしちゃったのか〜、でもきっとメニューは昔ながらのやつで営業してるんだろうね…てなわけで暖簾をくぐった。店内もすっかり明るく清潔なものに変わっていて「ボクは浦島太郎かい」の世界なのであった。

ありましたありました!やっぱり『タンメン』がちゃんとある。お店はワープしてしまったけれど、ご主人や奥様らしきホール担当はそのままタイムスリップして元気に料理を提供されているのだ。なんだか嬉しいなあ。
テーブルに運ばれた『タンメン』は奇を衒ったものは全く感じられない超スタンダード、炒めたニクやヤサイの旨味と香りがギュッと詰め込まれたラーメンに仕上がっていた。美味しい、そしてなんて優しいお味なのだろう!

きちんと根切りしてあるモヤシ、細切りされた豚肉…丁寧なシゴトはそのままお料理のお味に素晴らしい結果をもたらす。スープの本来はきっと澄んだ清湯なんだろうけど、炒めたニクヤサイから出るダシがかすかな濁りを伴った黄金色に輝くスープに導いているだろうな、コショウをかけるのをためらうくらいバランスのいいお味になっていていつまでも啜り続けたいキモチになる。なんだかお料理を作る方の人柄がニジミ出ているような風情に(あ〜今日はこのお店を選んでよかったなあ、雨の中わざわざ出かけてきた甲斐があったってもんさ)なのである。
そしてもう一つ嬉しかったことは、ラーメン一杯じゃ少しもの足りないけど餃子を一人前頼むのはキツいかなあ…なんてビミョーなハラ具合のときがあるものだが、コチラでは『おつまみギョーザ』三個¥270ってサイドメニューがあって、まさにズバリとそのニーズを満たしてくれるのよ。これもまたごくフツーに安心していただけるお味であっさり味の『タンメン』にはジャスト。テーブルにラー油などは置いてなくて、餃子のタレを出来上がった料理と一緒にキッチンから持ってきてくれるところが面白かったね、きっとムカシからそーしてるんでしょ。
お会計をしながら何時改装したのかと訊けば今年の7月だと云う。以前の店舗のときに一度来てみたかったねぇ、ちょっと惜しいことをした気がする。


中華料理 龍鳳
静岡県富士宮市中央町3-4
TEL=0544-26-4032
ACT=11:00-14:30 / 17:00-20:30 火曜定休




クリック↓↓↓で応援をお願いします





待ちに待った富士山頂の冠雪!
平年より16日遅く、昨年より3日早かった…とのこと



8:03AM, October 16. 2014. @Miho, Shimizu-DCT






梅成弟子丸さん
貴殿は個人CSRをどのように…(´▽`*)アハハ こんにちは!
いや〜タンメンなんてすっかりアタマの中から抜けてましてね、大切なものを思い出させていただきまして感謝しております、はい。
しかしラーメン出血熱には困ったものです、メガニストの間に感染拡大の懸念が( ´艸`)ムフフ