秋のラーメン祭り（7-1）

菊水『みそラーメン』の前菜は戻りカツヲのお刺身で

例の症候群発症をセーブするためと思って二種類の『和風とんこつラーメン』を食したのがいけなかった。もう症候群どころではなくラーメン出血熱状態でエロおやぢのメは三角になってしまっていたのだな。てなワケでラーメン連発、つまり“秋のラーメン祭り”の始まりなのである。

それなのにナゼかシゴト帰りのスーパーで“戻りカツヲのお刺身”が安かったものだからコーフンして、その日の夕食にはラーメンという決定事項を知らぬうちに消去してしまったようだ。お家に着いて冷蔵庫の扉を開けて（あっ、そうだっけ！しまったなあ…）と気づいた次第、しかしどーせ一杯飲ったアトには「ハラへった〜」となりガサゴソ何か喰い物を探したりするのはいつものことだからそのテマが省けて都合が宜しいのである。
この時期漁獲される戻りカツヲは大変美味しい。初夏のサッパリした風味とはすっかり傾向を異にし、濃厚な身肉のお味と豊かな（カツヲにしてはだけど）脂が日本酒消費量の超過に直結して困るくらいである。
タタキと違ってシンプルな食べ方がカツヲの旨味を引き立てるからこの日は生醤油withおろし生姜だけにとどめた。マグロと違ってカツヲはなんだか鉄臭さがあるような気がするからワサビよりこちらのほうが合うと思う。あ〜美味いなあ。
さて旬の肴で飲る日本酒にキブンも大変ハイとなり、コースはメインに進むのである。夏の間ちょっと敬遠していた味噌ラーメンにもモリモリ食欲が積み重なり、いつものスーパーで売っていた北海道江別の製麺メーカー「菊水」さんの味噌ラーメンで決着だ。

味噌ラーメンにはソレナリの仕立てが必要で、炒めたモヤシとか根深葱（白ネギ）のちょっとザク気味な小口切りは必須要項なのである。チャーシューの代わりには炒めヤサイに加える豚の粗挽き肉…北海道ではこのスタイルが意外に多い…でもオッケー。お好みでコーンやバターをプラスするのも悪くない、ただしスープや麺の真価を知ろうと思うならやめておいたほうがいいでしょう。ってことで今回は最低限のトッピングで食す北海道の味、やはり美味いなあ…業務用の「西山製麺」製を彷彿とさせるそのお味にはいつもながら感心する。

◆株式会社菊水
http://www.kikusui-ltd.co.jp/

★ クリック↓↓↓で応援をお願いします ★