静岡テキ庶民派中華の凝縮@ちゃん源

  • 東海道蒲原宿ランチ奔走記(4)

蒲原には老舗の中華料理店が何軒かあるけれど、この「ちゃん源」さんもそのひとつなのだ。街道筋でもないし目立つ立地でもないが、こうしてずっと人気を保って営業しておられるのにはナニか重要なキーがあるはずなのよね。

旧東海道から一本南側、JR東海道線が勢い良く走るそのワキに「ちゃん源」さんはある。大きな看板が掲げてある側で赤暖簾がその入口だがお店のサイドにももうひとつ入口があって逆方向から歩いてくるヒトにとってベンリな構造になっている。ただし初めて行く方にとってはメインの通りからの誘導看板はちょっと見つけずらくてスルーしてしまいそうなのが難点だけれども、今はスマホのナビとか確実なデバイスがあるので心配は無用だろうな。

さて到着してみるとこちらも先日の「はまとん」さん同様“餃子舗”とシッカリ謳ってあって(やはりメインと共に餃子を注文しなくっちゃあ収まらないよな)なんてキモチになるのよ。

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平凡だけれどもやはりココはスタンダードな『ラーメン』と『餃子』をコンビで注文というのがスジってものでしょ。間もなく提供されたソレのあまりにクラシカルな出で立ちに思わずニンマリするエロおやぢである。

ムカシは蒲原のラーメンに“やや薄めアッサリ味の鶏ガラスープ”みたいな印象を持っていたけれど、実際はしっかり芯の通った醤油味スープなのであって今あらためてその認識を修正している。美味い!

そしてこのお店のラーメンはナルトが2枚ってなところに感動というか新鮮なオドロキとも言えるヴィジュアルとして目眩がするほどココロ躍らせるエロおやぢなのよね。たかがナルト2枚と言うなかれ、カンタンに見えてこうしたキャッチイなフレーズはそうあるものではない。先代の店主殿もお店の厨房でアセをかいておられるが、スターはジャニーズ系とも言える息子さんかな、な〜に見た目だけでなくそのウデも一流のようである。こうしてお店のトラッドなスタイルを継承することの難しさと忍耐力に賞賛を惜しまずにはいられない。
肝心の餃子を食してみるとなかなかにパンチの効いたお味で、どちらかというとゴハンのお供よりも例の黄金色泡だち液体にビシビシ決まる風情がシゴトちうの食事の悲しさに拍車をかけるのよ。こいつもちょ〜一流の美味さ、あ〜シアワセ!

ってねえ、ハードなシゴトちうなんだからあんまりシアワセになっちゃうと午後のミッションに対する意欲が減退してしまうじゃないか。あまり手放しで喜べないところが辛いエロおやぢ、出来ればプライベートな時間にワカるヒトと一緒にこのお味を存分に堪能したいと思うのはイケないことではありませんよね。
あまり出しゃばり過ぎてもいないし、さりとて引込み思案でもなく何でもかんでも中庸を好む県民性…それが静岡ってものなんだけど、そうしたものは食べ物の味にも現れていてやはり東西の中間を埋める味づくりが主流なのである。

もちろん高級本格レストランではそうしたものは論外なのだけれど、庶民が日常利用するこうしたお店ではそのバランスにとっても気を遣っているに違いない。「ちゃん源」さんで味わった地元の方々の思考を上手に凝縮したお料理に拍手喝采なのである。ぜひまたお邪魔したい。
なんだかウワサによると『中華丼』がめっちゃ美味いってゆうし、お店の献立表にあった“人気メニュー『焼肉丼(ショーロー丼)』¥950てなものまで知ってしまったエロおやぢ、つまり蒲原ランチの奔走は終わりそうにないのよね。



中華料理 ちゃん源
静岡県静岡市清水区蒲原3-7-18
TEL=054-385-2511
ACT=11:00-14:30 / 17:00-20:00 月曜定休




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最近お気に入りの入浴剤







元ルーさん
おはようございます!
こーゆートラディショナルなラーメンにナルトが入ってないとマヌケですよね〜(´▽`*)アハハ しかし2枚入ってのは初めてでしたよ。静岡はナルト産地なので使うお店は多いのですが、近年の流行り系ラーメン店には無視されてますね。
静岡もすっかり冬になりました。出勤時の気温が零度を下回る日も珍しくなくなって…



う〜様
おはようございます!
そうなんです、ナルトは焼津の名産!よく勉強されてますね〜。駿河湾奥は水産加工の企業も多くカマボコ・チクワなどの生産量も意外に多いんですよ。そして何と言っても『黒はんぺん』\(o^∀^o)/ こいつを喰わなきゃなあ…
澄んだスープのラーメン…毎日でもオッケーかな〜のエロおやぢ(´▽`*)アハハ