『ポーチド・エッグ』の朝食

今年から始まった“プレミアム・フライデー”なる消費需要喚起政策ね、アレっていったいどうなの?と思うのよ。確かに結構なお話なんだけど、恩恵を受けるのは一部の職業や企業の方々及びヒマな公務員だけってところでしょうか。ほとんどの人々が「ワタシにはカンケーありませんねえ」だろうし、逆にテレビ報道などで夕方から酒場でニヤけている姿を見ればキブンがよろしくないのでは…と思えてならない。
知人の飲食店従業員などは「確かに当日は忙しくて売り上げも多いけど、儲かってるのは経営者だけで私たち従業員は時給制だから変わらないんです。だからいつもの金曜日みたいに適度な客入りのほうがラクだし、実際面白くも楽しくもないからヤメてもらいたい。自分にとって得なことなどひとつもないから」と至極当然な感想を述べている。そりゃそうだろうよ、人間そんなもんさ。
ボクが勤めているギョーカイもそーゆーイベントには無縁、せめて朝礼で責任者が「今日はプレミアム…ですね、けれど申し訳ありませんが私たちにはそんなヨユーがないので一致団結してがんばって下さい」くらいのことを言ってくれれば少しは気が済むものだけど、予想通りな〜んにもなかった。
オマエがそーゆー感覚と態度だからマトモな若い人たちがこの業界からいなくなったんだよ、バ〜カ。飲食業界や福祉関連も含めてこのテの経営者や管理職が多いのはナゼなのだろう…。
まあそんな金曜日を経て休日だった翌土曜日の朝食は、前夜いつもの晩酌タイムに「うりゃ〜プレミアムフライデーじゃ!」と悔し紛れな雄叫びヨッパとなっていたことも忘れ、ごくフツーにパン食にするのである。


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たいていはトーストにハム&サラダとスープなんていうコンチネンタルなスタイルが中心。そしてこのところのお気に入りはそこに『ポーチド・エッグ』を添えたものだ。最初のうちはエッグの整形が上手くゆかなくてみっともない姿だったけど、何度もそれを実践トレーニングしたせいか、かなり美しいカタチで皿に乗せられるようになった。
茹で卵や目玉焼きだけでなくスクランブルエッグとも違ったユルい食感とお味、そしてイメージもヘルシーだから大変結構な料理なのだ。医者はボクのコレステロール値が気になってしょうがないらしくタマゴは喰うなと言うけれど、まあこーゆー美味いもんを知ってしまってはねぇ…もはやヤメたりなんて出来やしないでしょ、いひ〜ゴメンなさい。




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錆びたスチール製ボックスがいくつも並び
時々ヒトやクルマが出入りする資材の仮置き場ってやつね
何をストックしておくのかは知らないけれど
意味不明な数字がなんとな〜く自分に疎外感を連れてくるのよ



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