石橋を叩いて判ったこと

手羽元の親子煮

鶏の手羽元という食材がありますね、みなさんはどーやって調理してますか?やっぱり一番多いのは唐揚げでしょうか、開いて串打ちしては炭火焼ってのもイケてますよね。手羽先みたいに素揚げ&甘辛タレってゆうやつもビールの肴に好適ですし、まあいずれにしても焼いたり揚げたりが多いかな。
ところがですね、こんな風に煮たものもなかなかに捨て難いものがありまして、高度な調理技術も要らなければ熟練のワザとか秘伝のナニなんてものにも無縁な家庭のお味、スタンダードなのですよ。


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そのかわりコレといった感動は特にありません。フツーにめっちゃ美味い(いったいどーゆー表現なんだい)料理でして、悪い言い方をすれば無難でハズレや失敗のないお料理ってことになるのでしょうか。

ただこうして石橋を叩いて渡るような食事の準備であっても、その結果がナゼかほっこりと癒されるようなものであることは間違いないようでしてね、判ったことはこうした“疲れない”(作る時も、食しているときも、食べ終えたアトも)料理も必要なんだなあってことなのです。齢を重ねたせいもあるのでしょうか、なんかいいんですよ。
お酒も同様でシャープでビビッドなテイストよりも、はんなりと柔らかなものが好みになってきました。ですからこのところ日本酒の頻度がとても高くなっているのですよ、まあ平素はリーズナブルな庶民派日本酒ばかりですけどね。それだけに少しでも気に入ったものを欲するのでありまして、片っ端から飲み比べなんて出来ませんから先ずは価格帯を選び、そして石橋を叩くようにウラ書き(製造原料など)を確かめてはヨサゲなものをカゴに入れるのです。
アル添まではオッケーですが糖類や酸味料が添加されているものはパス、ここは大手酒造も地方の中小もカンケーありませんな、安くて品質がよくて美味しいものを見つけたときはとっても嬉しく思うのですよ。堅い選択なら地元のお酒が間違いありませんが、たまには冒険も必要ってことで。いつまでたっても落ち着きのないコドモみたいです。


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そんな堅実路線のハナシで思い出したことがありまして、現在シゴトはこんなコトをやっているわけですが…

このあとの工程をどんなふうに進めるか当事者がミーティングを行いました。いろいろとアイデアが提起されましたけれど、最有力案について反対したのはボクともう一人だけでした。そのもう一人も皆に押されるカタチで引いてしまい、結局最後まで反対したのはボクだけでした。
そして工事が再開されてわずか数分、最悪の結果が生じてしまいました。ボクが予測し危険だと判断した通りの事故が起きてしまったのです。高圧の土石が壁からもの凄い勢いで噴出し、下部にいた重機とヒトに襲いかかりました。幸いなことに人身事故には至りませんでしたが、地下ピットからの脱出は間一髪、テにアセ握る映画のワンシーンのようでもありました。
ここで「だから言ったじゃない、オレの言うことをマジに聞いてりゃこんなことにならなかったのにさぁ」なんて自慢話をするつもりはありません。経験やカンに頼って、或いはヒトの話を鵜呑みにして判断をしてはいけないなってことなのです。大丈夫だと思ってもたまには石橋を叩いてみるくらいの慎重さが必要だってことです。ボク自身いい勉強になったと思います。
それにしても怖かったなあ…。



  

初冠雪


曇天の朝
一瞬だけ富士山上空の雲が切れて
あら〜初冠雪してるじゃん
昨年は10月26日だったからね
ちょっと早く訪れたってこと


07:00AM, October 15. 2018. @Fujinomiya-City

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