(193)ペヤングやきそば『パクチーMAX』

あぁそうですか、流行りのパクチーってやつですな…ってねえ、よく考えてみれば東南アジアの料理ならフツーに存在し貞操…おいおい、なんでこんな誤変換するんだよ「そんざいしていそう」確かにあり得る変換だけどさ、参ったなあ。

話を元に戻して、タイとかベトナムあたりではパクチーをトッピングした焼そばなんて珍しくもない、というよりは蕎麦にネギみたいな感じで当たり前の薬味なんでしょうな。
強くて個性的な香りでこのところ人気上昇二重赤マルなんだけど、流行の理由はどうせヤセるとか体脂肪コントロールか糖質のなんちゃらみたいなダイエット関連のTV番組が引き金になってるんでしょう、近年のニッポン人はそんな理由がないと…ってまた脱線しそうだなぁ、やめやめ。
昔は(こんなキツい香りのヤサイなんて絶対に一般ウケしないよね〜)みたいに一部のエスニックフードマニアだけが喜び食していたわけであって、その呼び名だって当時は「コリアンダー」や「チャイニーズパセリ」ってのが一番通じたのよ。その後「香菜(シャンツァイ)」やタイ語の「パクチー」がメディア登場してくるんだけど、いつの間にか「パクチー」一辺倒になっちゃったね。
わが国には元々「カメムシソウ」という由緒正しき呼称があるにもかかわらず、あまりにリアルでトゥルーな響きに敬遠するヒトも多かったのだろうな、もうそのコトバはほとんど聞くことはなくなった。


YASHICA  AUTO-YASHINON 1.8/55  @ SONY α7

それにしてもペヤングさん、やってくれましたねえ。しかもMAXですよMAX、売り上げのほうはどうなんだか知らないけれど、とにかく話題性の獲得って点に於いては充分なインパクトを持ってるよね。お味?う〜ん、まあスキなヒトはオッケーかもね。ボクは3クチくらい食してテーブルの隅に追いやりましたけど。
いや、パクチーは決してキライじゃないんですよ、海老のサラダにトッピングしてナンプラーベースのドレッシングをかけて食すのは大好物だし、鶏の唐揚げに散らして油淋鶏にしたり、トムヤムクンもその香りがないとダメだし…どっちかって言うとスキなほうのハズなんですけどね、ナゼかこのカップ焼そばのパクチーヴァージョンは寄り添ってこない、無闇なアタックだけなのだ。
そもそもパクチー単一って手法にムリがある、つまりあまりにシングルノート過ぎて薄っぺらい味と香りなのね。他のヤサイやニクもたっぷり入った中でこそパクチーの長所が生きると思うのですよ。
それとパッケージデザインを上品にしすぎましたね。東南アジアのマーケットのように原色ギラギラ、揚げ物の油やグリル料理の煙にバイクの排気ガスが入り混じるストリートの匂い、人々が交わす言葉と子供の泣き叫び、動物の鳴き声、エンジンの音やクラクション…そうしたものが全てメっチャクっチャに混じったカオス状態がパクチーという存在によく似合うと思うのだ。
個性的な商品に改良を重ねるのが得意なペヤングさん、きっとやってくれると信じています。


ペヤングまるか食品株式会社)
http://www.peyoung.co.jp/




クリック↓↓↓で応援をお願いします





庭の片隅にシャガの花が咲きました
アヤメの仲間なんですってね
表記は当て字みたいな「著莪」よりも「胡蝶花」のほうが“らしい”と思うけど
最近はコドモの命名にもこーゆー傾向があって
それは如何なものかと強く申し上げておきたい



Carl Zeiss Jena  Tessar 2.8/50  @ SONY α7






梅成弟子丸さん
おはようございます!ヘンタイシリーズは隔日でお届けする予定です。
当分の間カップ焼そばは喰いたくないのですが、ペヤングのニューカマー「酸辣MAX」が4/10発売に…\(≧▽≦)丿
さっきTVを観ようとオンしたら、いきなり勝俣州和…ちぇっなんだよ〜とチャンネル替えたら今度はヒロミ!とっても不快な朝のひとときでやんした。