大雨洪水警報で『鶏南蛮』

夜半から降り始めた雨は朝になっても衰えず、ついに大雨洪水警報が発令される始末だった。当然の如くシゴトは中止、困ったものである。

Konica 　HEXAGON 11/17 　@ SONY α7

もうじき梅の収穫なのに、こんなに風雨が強いと熟したやつが落ちてしまうじゃないか。ちょっと心配になって二階のベランダから梅の樹を眺めてみたりもするけれど、考えてもみれば心配したって眺めたってどうにもならないのだ。ここは泰然として来るべき時を待つしかない、たとえ収量が少なかったとしてもそれは自然のなせることなのだから…と潔く受け止め、その恵みに感謝すべきなのである。
てなワケで気温が上がらない休日の昼めしは温かな蕎麦なんぞを作って食すのよね。前日『焼鳥』をしたときに余った鶏もも肉が冷蔵庫に残っているし、ちょうど分葱も適度な分量がある。

YASHICA 　AUTO YASHINON-DX 1.4/50 　@ SONY α7

鴨南蛮もいいけれど『鶏南蛮』も悪くない。う〜む、悪くないなんて鶏肉にシツレーだよな、鶏は鶏の美味しさってものがあるし、鴨とは違う部署に勤務しているのであるから単純に比較してあーだこーだ言うのはスジが違うってもんさ。
ただその鶏肉もだし汁で煮る前に、ちょいとばかり炙ってやると香ばしさと旨味が増して大いに結構なお味になるのだよ。網を用いて炭火で炙るのが一番だけど、べつにフライパンにゴマ油をひいて焼色をつけたって全然構わないのである。
しかし近年はお手軽にハンディーなバーナーを使用する料理人が増えたしテレビ番組なんかでよく自慢げにやっているのを見かけるけれど、ボクはあまり感心しないのよね。炙ることによって生ずる「焼」と「コゲ臭さ」は別なのであって、特に後者はインチキ臭さも加わる気がしてどーにも採用する気にはなれないでいる。

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リッパなものですねえ、強い風雨にもかかわらずユリはその責務を全うしているではないか。
べつ今花を咲かせなくたって、天候がよくなる明日のほうがいいんじゃないの？って思うけど、やはりキビシい自然界で生き残るためにはほんの僅かなチャンスであっても常にベストを尽くす必要があるのかな。お気楽トンボなエロおやぢなんてさ、あっという間に淘汰されちまうだろうね。

Asahi Opt. 　Super-Takumar 1.4/50 (8-elements) 　@ SONY α7