■ 別名は「鮭南蛮」
ここ何年か人気のお弁当があるそうで、鶏の唐揚げにタルタルソースを添えた「チキン南蛮」なるものがよく売れているらしいのですな。お料理としては宮崎県の延岡市に昔からあったものらしいのですが、養鶏業が盛んな同県らしい食事ですし手っ取り早くボリュームのあるものというニーズから生まれた傑作でしょう。
昨今は実質賃金のダウンに加え増税や社会保障費の増大に苦しんでいる若年層などの庶民としては、支出を抑制するしか蓄財の手立てがない現状を鑑みますと、安価で栄養価の高い食事はまさに必然のこと、ウラを返せばある意味お気の毒とも言えるニッポン経済の暗部であります。
そんな「チキン南蛮」の鶏肉部分をサーモンに置き換えたひと皿を作ってみました。『サーモンのムニエル タルタルソース添え』、鮭の唐揚ではないので正確に申し上げますと違うよ!なのですが、別名として「鮭南蛮」と呼んでも構わないのではないか…とカッテな解釈をしております。
美味しいお料理です。お味テキなセンスとしては高級なものではなく庶民派のお惣菜ではありますけれど、サーモンフライにタルタルソースを絡ませていただくものとほぼ同一な結果が得られるものとして、広く推奨したいキブンであります。
パン粉のコロモが無い分だけさっぱりしておりますし、また調理の下準備も工程減と云うことで、メンドくさがり屋のエロおやぢといたしましては今後の展開に光明を見出した思いもあります。
付け合せのガロニはジャーマンポテト、メイン料理のアシストはフレッシュバジルにレモンのシャトーカット…まあこの辺りはその日のご予算に合わせて適宜変えてゆけばオッケーです。
やっぱり白ワインですか?ですよね…。
因みにこのプレートは昭和40年代から当家に於いて活躍しているノリタケブランドのものでしてね、古臭いデザインではありますけれどお気に入りなのですよ。フチの銀線もハゲハゲになってきているし若干哀れな部分もありますが、まあ当分は現役続行ですな。
■ 神無月の庭風景 甘夏柑とミニ唐辛子
庭の隅にある甘夏柑も剪定をしました
本当は果実の収穫を終えてから…と言われておりますけれど
小枝の切り戻しなら問題ないでしょう
スッキリとして果実への陽当たりがよくなりました
こちらは小枝が伸びすぎている楓
もう少しこのままに
えへ♪来月には造園屋さんが来ることになってましてね
その時にスッキリと剪定をお願いしようかと
二度目の花が咲き
ついには三度目の花までつけたミニ唐辛子
さすがにもう大きくはなれないかな
それにしてもキレイな色で楽しませてくれました