プロヴァンスの風『鶏肉の香草パン粉焼 トマトソース』

父の命日には少しフライングだったけど先日墓参りに行ってきた。そしてまるでルーティンのように行われるその後の食事とお買い物、まあそんなことでもないとなかなか出来ないぷちゼイタクな時間ですから。
本当は清水区内の老舗蕎麦屋さんにしようと思い行ってみたのだけれど、サブの駐車場まで満杯の大盛況で即撤退。それもこれも全て往路の渋滞が原因なのよね。いつもなら一時間弱で到着する当家の菩提寺なんだけど、なんだかワケのわかんない渋滞がバイパスで発生していて到着予想を大幅にオーバー。おかげで飲食店の昼めしラッシュタイムに重なってしまったのだ。
仕方がないのでいつかは母上をお連れしようと思っていた静岡市駿河区のジャルディーノさんに向かった。以前に春のイタリアン『筍のパスタ』を食したりクルマの点検修理ついでにランチしてきたりと何度か伺ったことのあるお店だ。


Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7

自家牧場の生乳を使ったジェラートがウリのカフェレストランで、食事もかな〜りイケるイタリアン!って評価も高い。そして休日もバリューの高いランチをやっている貴重な存在なのよ。
母上は『ふわとろチーズオムライス』(もしかしたらナマエが違っているかも知れないけれど)を注文し、ひとくち食して絶賛した。ニッポンの洋食伝統のオムライスとは違いトマトソースやチーズ&バターの風味に満ちた人気ナンバーワン料理である。ドレープ状にトッピングされたふわとろエッグが美しく、まさにこのお店の逸品として語るにふさわしい。


Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7

ボクは“本日の肉料理”である『鶏肉の香草パン粉焼 トマトソース』をお願いした。酸味の効いたトマトソースはとてもシンプルな調味を施してあるけれど、お味の階段をきっちり明確にするオリーブオイル、そしてエルブ・ド・プロヴァンスをたっぷり加えたパン粉をまとうチキン、焼野菜とのコンビネーションで抜群のパフォーマンスを見せてくれる粗塩が全体をキュートに引き締めている。春めいて少し蒸し暑くも感ずる気候の中、まるでプロヴァンスの風のように爽やかな一皿…と大いに満足だ。

いつもこのテの料理を注文するときには必ずパンをセットにして貰うのだけれど、この日は朝食をパンにしたせいかついライスを注文してしまった。う〜む、ボクらしくない失敗だ。
パンだと皿に残ったソースやオイルを拭き取るようにクチに運ぶことができて都合がいいのね。よく洋食屋さんで“ライスに合うデミグラスソースだから”ってことでパンを同席させないヒトもいらっしゃるけれど、真に以ってもったいない話ですよ、まあたまにケチ野郎の行動も納得できるものがあるでしょ。
さてお楽しみはまだまだ続く。
そうね、名物のジェラートを使ったデザートがコーヒーと共に運ばれてくる。シンプルなバニラテイストだけれども、とってもピュアな味わいなのはやはり自家牧場の生乳を使用して手作りしているからなのか。若いころなら「もう一杯っ!」とオカワリしたくなる美味しさなのよ。

たまにちらほらは男性も見かけるけれど、やはり圧倒テキに多いのが女性客である。その上小グループや小人数での来店客が多いので比較的静かなのも気に入っている。
確かに料理の内容は繊細で上品なものだけに、がっつり喰いたい肉食系の男女には不向きかもね。その代わり少量でいいから上質なものをゆっくり味わいたい休日のランチには最適なお店だと思う。
お会計をしてもらおうと入り口のレジに向かったら5〜6人の女性がジェラートケースの前に集まっていた。そう、食事やティータイムではなく、テイクアウトでジェラートを食べようとするヒトたちだった。すったもんだしてなかなか注文が決まらないのはヲンナの常?だし個別会計をしてやたらにロスタイムが長くなっているではないか。けれどもフシギとイラつかなかったのは、ボクがこのお店の食事に身もココロも満たされてキモチがゆったりしていたからなのかなあ、まあ人間ってのはこーゆー風にヨユーがなくっちゃいけませんね。
あぁ美味しかったです。そうだ!もうじきルノー静岡さんでキャプチャー君のオイル交換もジッコーしてもらわなくちゃならないしさ、その時はまたコチラにお邪魔してリッチな時間を過ごそうかな。


GELATO Cafe Giardino(ジャルディーノ)
静岡市駿河区敷地2-1-7
TEL=054-236-1777
ACT=11:00-21:00 月曜定休
地図




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