過ぎたるは及ばざるが如し…なパスタ

海老のトマトクリームソース・フェットチーネ

たまに思わぬ失敗もするものだ。冷凍輸入品だけどリッパな小海老や乳脂肪分40%の高級生クリームなどいつもにしてはかな〜りハリキった食材を準備してコトに当たるエロおやぢなのではあるけれど、その出来上がりに少々ガックリというか無念さがジクジクと滲み出てくるのを抑制することができなかったのね。
いや、決して不味かったわけではない。けっこー美味しい部類に入ると思う。ただ自分で思い描いていたお味と乖離していたことが悔しいのよ。そうね、清水にあるロメオさんというイタリアンのリストランテでちょっと前に食した「海の幸トマトソースパスタ」みたいなイメージの展開に持ち込もうと思ってたんだけど、やはり百戦錬磨のプロフェッショナルとトーシローでは話にもならないくらいの差があるのでしょうな。


Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7

生のフェットチーネの茹であがり、それを受けるフライパンで待機させるトマトクリームソースの濃度、それ以前の小海老の火の通し加減…この三つをピンポイントで合致させなければならないのよ、あぁ考えるだけでも悩ましい!
それでもなんとかゲッツーは成功させたかな、ビデオ判定が必要なくらいギリな所でしたけどね。今回の失敗、ジツは欲をかいて“ベビーホタテ”を少々加えお味に深みを出そう…なんて発想しちまったところが問題の起点だったかなあ。
バカだったぜ、ホタテを入れるなら貝柱のみにしてピュアな旨味だけを抽出すべきだった。ヒモやワタからは確かに濃厚ではあるけれど磯臭さと紙一重な旨味香りが生ずるのであって、これは絶対に避けるべき部位なのよ。テメーで作ったトマトソースに生クリームまで入るんだから、きっとそういったヨケーなものはマスキングしてくれるだろう…なんて判断は甘々だったのね。あ〜コレなら海老だけにすればよかった…まさに過ぎたるは及ばざるが如し、なのである。
クドいようですが、そんな失態をやらかしたにもかかわらずけっこー美味しかっただけに、その口惜しさがより際立ってココロに刻まれているのですよ。




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振り向かない 今はムカシの 恋模様



Canon Camera  CANON LENS 1.4/50(L39)  @ SONY α7

そのムカシ「振り向かないで〜♪」というソングで某シャンプー&リンスのCMが大いに評判を呼んだことがあった。未だバブルに突入する前のニッポンである。そう、夢は夢として追いかけるのが素敵なのであって現実をふんわりカバーして生きてゆく美学がそこに流れる時代だった。まあそれだけ一歩でも夢に近づく実感のある時代だった、とも言えるわけでして。
それが今は何でもかんでも暴露されハダカにされ、そしてヨケーな尾鰭までついて世の中に蔓延してゆく時代に成り下がってしまった。じつにつまらない。何度も何度もこの駄文日記に記してはいるけれど“知らない方がいいことだって世の中にはたくさんある”のだよ。それより“知るべきこと”がたくさんあるだろが!って思いますけどね。
和風美人なキキョウさん、もうお姿は承知してますからそのままでも結構ですよ。確かに美しいお顔ですけどね、その奥に潜むヲンナのコワ〜い性も知る齢になりましたので。