ほっこり温まる料理とお寒い話

手羽元の親子煮

母上の体調が芳しくないこともあってスタミナ系やバターを多量に用いた洋食モノは選択肢から除外していた。
スーパーに買い物に行くとコレはどう?アレは如何?と様々な料理が思い浮かぶものだけど、ほっこり温まってお味も優しく、なおかつそこそこにヘルシーなひと品…なんてシバリがあると意外に引き出しの数とナカミが見えてこない、つまりテメーが持ち合わせているものが少ないってことに気が付くわけだ。
そんな中でその日は鶏肉の手羽元を格別な廉価販売を以って待ち構えていた哀愁のイナカ町スーパーである。お~っし、そーゆーことなら受けて立ってやろうじゃないか、そいつでナニか作ってみせるぜ!とイキリたって記憶の棚からレシピを引っ張り出すのよ。
塩コショウをしてハーブ類も加えレモン果汁やオリーブオイルもたっぷりかけてはオーブン焼するひと品は地中海風のお味になりとても美味しいものだし、冷えた白ワインが欠かせない。でもねえ、なんだかそんなキブンじゃない(母上を慮って)し、唐揚にして白髪葱や香草をテンコ盛り散らしては調味醤油ダレをかけて食すアレもイケるけど…う~んやっぱり揚げ脂がクドいかなあとも思えてきてボツ。
そうか!何はさておきこうしたシーンでは煮て食すのが一等賞だよな、茹でタマゴを一緒に鍋に入れこっくりと色がつくまで煮込めばサイコーの料理になるじゃん。青菜を湯がいたものなど添えればカンペキ、栄養バランスも申し分ないものとなる。高タンパク低カロリーの健康食の出来上がりだ。

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ふ~ん、いつも通りだけど美味いじゃん。ゴハンのオカズにもなるし酒の肴としてもイケる。へへ、満点です!と言いたいところだけど、ちょっとだけ失敗があった。
それは辛味が強かったことなのね。辛味って塩分の辛みの事ではありませんよ、HOTな辛さの事です。
ボクは煮物に限らず料理の調味に関しては全て「割」というシステムで運用しているのよ。例えばこうして濃い目の味付けが好ましい煮物の場合は砂糖1・醤油1・酒味醂合わせて1・出し汁2という「割」でズバッと決めているから味が薄かったり濃過ぎたりすることもなく、常に一定のお味で仕上がるのだ。えへっ、プロみたいでしょ…ってねえプロフェッショナルはみんなこうしてるんだけどね。おっとっと、脱線ですな、元へ。
辛味の強かった原因は唐辛子だった。いつも使っている鷹の爪がちょうど切れたので一昨年自家栽培した唐辛子を丸ごと乾燥させ、鷹の爪として保存してあったものを使ったんですけどねえ。ところがこの鷹の爪がめっちゃ辛くてですね、いつも入れる分量(煮汁1400mlに対して1~1.5本くらい)を何も考えずに入れちゃったのが敗因なのよ、まさかこんなんだとは思わなかったから。
まあボクは辛い料理も好きなのでオッケーだったんですけどれども、母上には少々お気の毒なことをしてしまいました。それでも美味しい美味しいとヒーハーしながら食されていましたけど。
因みに唐辛子ってお味見出来ないんですよねえ…。



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うわ~参ったなあ

数日前、宿舎に戻ってからちょいとばかり調べたいことがあってPCでネット検索していた。ところが外付けしてあるHDDからカタカタ…カチカチ…チリチリ…みたいな異音が聞こえてくるのである。
前日はおろか当日朝もそうした兆候は全くなかったので驚きアセるエロおやぢなのだな。う~ん、もしかして…購入は2012年だから既に7年経過していて使い倒しているからなあ…とMyPCのアイコンをクリックするといつも表示されるHDDのアイコンが消えているではないか!つまりPCが認識していない…いや、まさか…でも…つまり壊れちゃったってことなんですよ、現実として。うっそ~、マジですか?
乾燥した冬のこうした時期には静電気のイタズラによって誤動作している可能性もあるので(その前にWindowsの自己診断プログラムも実施したけどダメだったから)セオリー通り電源プラグや接続しているUSBケーブルなど全て外し、本体のみのハダカ状態で数十秒間放置し、蓄積した静電気を放電させてやる。これはコンピュータが内蔵された機器が誤動作したときにけっこー有効な方法何だけど、今回はどーでしょーか。
お願いですから復旧してください…の祈りも虚しく、やはり例の異音と共に改善されることはなかった。Oh,MyGoddes!
自宅ではもう一つのHDDにバックアップするシステムを構築してあるので何も心配はしていなかったんだけどね、出張先ってことでこいつ一発でやってたんだよ。まさかこんなアクシデントがあるなんて夢にも思わなかったぜ。
この4ケ月間、ナゴヤで撮影したデータが全てオシャカ…早起きして出かけては心血注いで歩き回り撮影したあの労力が…。あのねえ、ボクがいったい何をやったんてんですか!何か悪いことでもしました?そんなことはないでしょ、ごくフツーに当たり前の努力をしていただけじゃありませんか。
あ~あ、困ったなあ。多分このトラブルはHDDの物理的な損傷だからトーシローの手には負えないでしょうな、専門業者にレスキュー依頼するしかなさそうね。費用は2万や3万で済むものじゃないだろうし、ここはもう覚悟を決めてハラを括るしかない。
この駄文日記用のフォトとして何枚かはHatenaFotoLifeのサーバーにアップロードしてあるので、少しの間はお休みしなくて済みそうだけど、それにしてもデータの復旧が保証されているわけでもないし「あ~あ…」なお寒い話なのである。