背中を押されて『チキンカツカレー』

ハマってる「喫茶めし」

外食でカレーを食すことは滅多にない。もちろんスキじゃないなんてことはなくて、誰しもが好む国民食カレーはボクもスキなんですけどね、お家でテメーが作ったカレーがけっこー美味いんでついつい遠ざかってしまうのですよ。
あ~たまには昼めしにカレーってのもわるくないよなあ…と思っていても、実際にメニューを眺めているうちに「どうせ喰うなら旬のものがいいじゃん」とか「せっかくソトでめしを喰うんだからさ、カレーはインドやパキスタン料理店に行った時にしよう」などとパスする理由を並べてしまい違うメニューにメを向けるのだな。

ところが先日からハマってる「喫茶めし」でのことなんですけどね、もう何度かお邪魔しては食しているMr.チャップリンさんの日替り定食がカレーだったのですねえ、しかも『チキンカツカレー』。うっわ~参ったなぁカレーかい…と初めは思ったんですけれど、まあこーゆーことでもないとカレーを昼めしで食すことなんてないかもねぇ…と背中を押されるようなカタチでそれを注文してしまったのですよ。

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美味いものですねえ、ランチにカレーって久々ですけれどタタッと喰えてパワーはバッチリって感じでさ、やっぱりみんながよくこいつを食している理由がよく解かりました。
それにしても熱々サクサクのチキンカツの上にドバッとかけられたカレーソースがたまらなく美味い。やっぱりトーシローがいくら自画自賛してみてもプロフェッショナルのそれにはとうてい敵わない部分もあるものだ。今後の研鑽のためにもたまにはこうした選択も必要かも知れないなあ…なんて思ってみたりもした。

こんなにクオリティーの高いカレーにたっぷりの野菜サラダとデザートそしてコーヒーまでついて¥650ってさ、ホントにナゴヤの「喫茶めし」ってスゴいと思います。ハマっちゃってもムリありませんよねえ…とコレを書きながらその後に食したいくつかの「喫茶めし」を思い出しては、あぁまた喰いて~なぁなんて考えたりもしてますよ。
この『チキンカツカレー』のようにごくフツーのメニューのこともあれば、テマヒマかけた洋食だったり、庶民派のイナタいお料理だったりいろいろですが、共通して言えることはやはり”手作り”の温もりなのですねえ。
業務用の冷凍食品やチルド製品であったり、大手のチェーンならセントラルキッチンで製造された半完成調理品をデリバリしてもらって店舗での仕上げなど、確かに安価で美味しいものは増えてはいるけれど、料理人の息遣いまでが伝わってくるような温かみはそこにはないのですね。お店での手作りだと何故なのかは判らないけれどクチに入れた瞬間に既製品には絶対にないものを感じてしまうのですよ。メインの『チキンカツカレー』はもちろんそうですが、ハート形の器に入れられたゼリーがこの日のデザートだったんですけどね、柚子のゼリー…刻んだ皮もアクセントとして中に入ってまして、まるでお家で母上が作ってくれる料理のような魂があるのです。
多くの「喫茶めし」にはそうしたココロの琴線をくすぐるナニかがあるのでして、なかなかにハマっている昨今なのであります。


COFFEE HOUSE Mr.チャップリン
愛知県一宮市萩原町西御堂三反田 84-1
TEL=0586-69-3995
ACT=7:30-18:00 第三日曜定休




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店先の薔薇


Mr.チャップリンさんはたくさんの草花で店舗の周囲をステキにしています
初めて行った時はそのバラの美しさに嬉しくなりました
カレーを食したこの日にあらためて眺めてみれば
ピンクのバラが最盛期になってましてね
「喫茶めし」に惹かれて行ったお店ですが
そこで美しい花にまで出会えるなんて
これも「縁」ってものなんでしょうか


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