■ 陽が長くなりました
冬至は昨年師走と云うとうの昔に過ぎ去っていたはずなのだけれども、日の出・日没ともにその時刻の変化を実感するのは年も明けてしばらくしてからのことなのだな。朝刊を取るためソトに出る時に玄関エントランスの照明を点ける必要もなくなったし、シゴトを終えて帰宅運転のクルマでヘッドライトを灯すこともなくなった。
それどころか午後五時を過ぎても西陽は未だ高い位置にあって眩しい逆光に少し慌てることもあるくらいなのね。あぁ若いころはそーゆーシチュエイションでもヘーキだったのになあ、このごろは明暗差への対応キャパシティーがとても小さくなっている気がするのね。だから雨の夜の運転ってすご~く疲れるようになっているんだよなあ… おっと、なんだか愚痴っぽくなってますねえ。

■ すき焼に豆苗
それでも夜ともなればまだまだ暖房器具のお世話になっているのでありまして、小寒い日には鍋物が有難いわけです。何のハズミか今年は『すき焼』によくテを出すようになってしまいまして、年明けから既に三回を数えるのです。ただ毎度高級なビーフを用意しているわけでもなく、庶民派価格の輸入牛肉だったり和牛上位クラスだったりと、まあその時のキブンとサイフの状況に依るのですね。
『すき焼』と云えば豆腐・ネギ・シラタキ・ゴボウ・春菊…と定番の食材があるわけですが、回数をこなしていると「ノーマルじゃなくたってけっこーイケるじゃん」みたいな組み合わせも発見することがありましてね、前回はチンゲン菜なんぞで楽しんでみたりもしました。
そう、今回は豆苗をフィーチャーしてみました。ちょっと冒険ですが勢いでバサッと。
これがけっこー美味かったんです。合わないことはない…なんてレベルではなく、どちらかというと積極テキに参加させたいくらいです。はんなり香る豆の匂い、シャッキリした食感、火の通りたてはもちろんある程度煮込んでもその傾向が変わらないところがいいですねえ。
モヤシが安くて美味しいヘルシーメニューのキングですが、この豆苗もそれ以上の実力があるのでして、もっと活用してもいいんじゃないの?って思います。