■ 野付産天然ホタテ
貝殻を皿に " お刺身 "
北海道の東部、知床半島と根室半島の間に " 野付半島 " という小さな砂嘴があります。立ち枯れしたマツが如何にも地の果てといった風情で幻想的な景色を有する場所でありますが、その湿地などを含めた保全を目的とする「ラムサール条約」にも登録されています。
釧路に住んでいたころ何度か行きました。風景を楽しむのはもちろんですが、主なモクテキは " アサリの潮干狩り " や打瀬舟で漁獲される " 北海シマエビ " でありました。懐かしい思い出でありますが、先日某国営BS放送で火野正平さんが自転車で訪れる番組がありまして目を皿のようにして見入ってしまいました。
保全されているので素晴らしい風景はそのままですが、立派な道路やネイチャーセンターも出来て時代の流れを感じました。もういちど訪れてみたいなあ…と思います。
そんな北海道野付で採れる天然ホタテがあります。稚貝を撒くとは言えカゴなどを使わない自然な方法で大切にされているホタテ貝だそうです。いつもカニを購入する釧路の業者さんから緊急入荷のお知らせをいただき、イチもニもなく注文しました。
静岡でも活ホタテはときどきメにしますけれどこんなに大きなものはまずありませんね、オトナの掌ほどもあるサイズでして貝柱もソレナリな巨大さにコーフンしてしまいます。
そりゃ間違いなく「お刺身」でいただくのが北海道の豊かな自然に対する儀礼ってもんです。貝殻を皿にして盛り付けると…あ～イマドキのヒトなら「テンションアゲアゲ↑↑↑」なんて言うんでしょうけどね、そーゆー安っぽい表現はキライなので…釧路で食した時代を思い出しグッと気持ちが高まります。
貝柱はタテに四つ割り、これが一番ダイナミックで美味しいのよ！むっちりとした弾力、北海道の海の香り、甘みと旨味…う～んサイコーじゃん。
生でいただくヒモは食感が素晴らしいし、三日月と呼ばれる内臓は白いものはオスの白子、オレンジ色のほうはメスの卵巣…これがまたちょ～エクセレント！お味と香りはまるでウニですよウニ！
トドメの " バター醤油焼 "
もうひと品はその特大ホタテ貝を「バター醤油焼」にしました。もう圧倒テキな美味しさであります。お刺身はもちろん大定番の美味しさで間違いのない選択でありますが、刺身でも食べられる鮮度のものを敢えてバター焼にするところが相当にヤバヤバですね、呑み助のハートにトドメを刺すわけですよ。
あぁ美味い…美味い…あぁ美味い！
何でこんなに美味しいの？ホタテ貝柱のバターソテーはフレンチにもあるけれど、そこに醤油ってさ！ニッポン人はスゴいことをやっちまうもんだよな。食ツウを気取ったフランス人にもこいつを食わしてやりたいぜ。
本当は北海道の食材なので同じ土地のお酒を相棒に据えたかったんですけどね、残念ながら入手できなかったのでシカタなく静岡の地酒をば。いや～これだって上等ですよ、若干甘めの濃い口でありますがホタテと仲良くテを取り合っていい感じであります。
食しながらふと思い出した野付半島の風景…ほんの数キロメートル沖合には国後島が見えるわけです。戦後のドサクサに乗じて旧ソ連が不法に占拠した我が国固有の領土。現在もロシアが実効支配を続けていて、まともな返還は困難だろうなあ…頼みの安倍さんも辞任決定だし。ロシアの政治家たちよ、盗人猛々しくホザくのはいい加減にしろい！ってんだ。
難しいことだと解ってはいるけれど、返せと叫ばずにはいられないし、この先もずっと叫び続けるべきと思ってます。とにかく返せ！サッサと返せ！
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■ 庭風景 ハナトラノオ
大雨の中 ハナトラノオが咲き始めました
仏塔のような なんともフシギな形が面白いんだけど
よ～く観察するとひとつひとつの花弁もユカイなカタチ
しっかり咲きそろうのはちょっと先ね
たかみさんホタテのヒモってきれいに洗うのが結構タイヘンなんですよね、いつまでもヌルヌルしてるし、なかなか汚れ落ちないし…これって生ホタテを調理したことのあるヒトじゃないと解らないですね (´▽｀*)ｱﾊﾊ
そう、三日月ね…ボクもその呼び方は今回まで知りませんでした。北釧水産さんの同封書にそう書いてありまして…なるほど！って感じです。
大陸の人間って拡張覇権主義なんですね…チャイナ、ロシア。で、半島は惨めなパシリ(´▽｀*)ｱﾊﾊ
