念願叶って『 ホタテ天丼 』

友人からホタテ天丼の写メールが送られてきたのは随分前の話だが、やはりその美味そうな姿が脳裏にコビリついて離れるコトはなかった。
刺身用のホタテ貝柱などはお値段もソコソコするのでそうホイホイと購入しては天ぷらなんぞにしてしまうのは平素の食事にはちとゼイタクなような気がしてなかなか踏み切れなかったのである。

ところがよく考えてもみれば天ぷらにするならナニも生食用の高価な食材を使わずともリーズナブルな“ボイルホタテ”というテがあるではないか。どうしてそのコトにもっと早く気付かなかったのだろう…と我ながら鈍くさいヤローだぜ!と呆れたりもするのであって、まぁそうは言ってもいつまでも自己嫌悪に陥っていてもシカタがないので早速ソレを購入してきては天丼の準備を始めるのである。
確かに刺身でも食べられるようなホタテ貝柱なら火の入れ具合をレアにとどめておいてその香りや食感を楽しむというヨロコビがあるが、ボイルしたモノにも増加した甘みやしっかりした噛み心地などメリットがあるのであってまんざらワルいものではない。またボイルホタテのほとんどは冷凍で流通しているので使いたい量とタイミングをコントロールしやすいという長所もあるのだな。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
いくらホタテ天丼だぞ〜!とイバっても、まさか丼ゴハンの上にホタテの天ぷらだけをド〜ンと積み上げるだけと云うのは能がないので、夏らしい若干の野菜なども添えてみるのであって、今回は安くて新鮮だった茄子と、高いワリには鮮度がイマイチだった獅子唐がナカマに加わった。
もう少しこの天丼をアトになってからプロデュースするなら農民市場や道の駅で万願寺唐辛子などの甘唐辛子がいくらでも並んでいたので、シナビかかった獅子唐など使わずに済んだものを…と惜しいコトをした。
ちょっと小ぶりではあったがホタテの天ぷらは満足のゆくものだった。サクサクと心地よい歯触りがグッと押し返してくるような弾力を持った貝柱に変わり、そしてソコから滲みでてくるホタテ独特の香りと甘み…
バターであったり塩コショウであったり、そして甘辛醤油味からガーリック風味までどんな味付けにも極上の答を示してくれるホタテとは素晴らしい食材ではないか。凍結ボイルものならこの夏何度もチャンスは作れそうだ。今度はフライにでもしてみようか…と早くも次のプログラムにココロが飛んでいる。




☆ 友人の写真には刻み海苔がたっぷり乗っていました。ソレも美味そうですね♪
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今朝の富士山



5:26AM, August 06. 2010. @Fujinomiya-City         Original Photo