■ たまにはニラ抜きで…
好物の「富士宮焼そば」、わざわざ好物の…と謳わなくてもいいのですが、まあ焼そば麺と云えばもうコレしかありません状態でしてね、逆に選択肢は限られている哀愁のイナカ町住まいであります。
それでもたまにはフツーのソース焼そばが食べたくなって「マルちゃんの粉ソース焼そば」をわざと購入することもあります。ええ、あの " 粉ソース " のイナタいお味がスキでスキでたまんないわけです。そういえばいつだったかどこかのスーパーで焼そば用粉ソースだけ売っているのを見たなあ…あぁ買っておけばよかった~なんて今になって思うことですが、この件について語り出すと本日の駄文日記の本題から外れてしまいますのでね、またソレは後日ってことにします。
いつもはモヤシとニラで塩焼そばを作ります。富士宮焼そばの麺はとても美味しいので塩焼そばの時もその麺でしてね、具材や味付けなどテキトーに済ませても麺の美味さで喰える…ってところがいいんですよ。
今回は個性の強いニラを外しましてね、前日におひたしで食した紅菜苔(こうさいたい)の残りがあったので青みヤサイとして使ってしまおうではないか…といったパッシブな理由で採用した具材であります。たまにはニラ抜きで…ってのも面白そうです。
ところで紅菜苔ってナニ?ですよね。あぁフォトを押さえておけばよかったなあ…哀愁のイナカ町は農業が盛んなのでけっこー珍しい作物も小ロットで農民市場などに出荷されるわけですよ。カンタンに申し上げますと軸が赤紫色をしたナバナなんですね、中国が原産らしいです。
茹でるなど加熱をしますとその赤みは消え、鮮やかなグリーンに変化します。ちょっとトロっと粘りのあるような風味も持ち合わせておりますが、クセもなく様々な料理に活躍してくれるヤサイであります。
焼そばの味付けは塩コショウと塩昆布の旨味&醤油風味だけ、とってもシンプルで美味しくいただけます。ソース味でいただく富士宮焼そば麺はもちろん王道のお味ですが、こうした塩味もその美味しさがよ~く判って楽しいものです。何度もオカワリしたくなる、飽きのこないお味がリピートを重ねる所以でもあります。