茶きそば feat. エシャレット

茶きそば feat. エシャレット

おやぢギャグもバカにできない出来の麺

しばらく食していない「焼そば」もいいなあ…と哀愁のイナカ町スーパーでその麺を見繕うエロおやぢであります。「焼そば」と云えば即ち『富士宮焼そば』を指す土地柄なので、商品棚にはその麺の占める面積が圧倒テキなのですが、その中にちょっと毛色の変わった麺が並べられていることに気が付いたわけです、なんかこーゆー変わりダネを目ざとく見つけることが得意みたいだな~ってテメーでも思います。

富士山 茶きそば

商品名称は " 富士山 茶きそば "…「焼そば」ではなく「茶きそば」であるところにおやぢギャグ系のセンスを感じて少し引いてしまいます。ナゼかこの土地はそうしたおやぢギャグ的なネーミングが付与されている商品が多く、名産のニジマスのフライを挟んだバーガーを「マスバーガー」であるとか 、朝霧高原で肥育されるLYB豚を「ルイビトン」と名付けて販売する(現在は LOUIS VUITTON 社よりクレームがついて「ルイビ豚」に変更)など、そのテの話題には事欠かない…って脱線ですよ、元へ。

その毛色の変わった焼そば麺とは " 抹茶を練り込んだ " ものなのですね、もう見た目からしてミドリ色、よくある茶蕎麦と一緒です。焼そば麺にコレってどうなのよ…とは思いましたけれど、まあ一度はお試しする価値はあるかも知れません。
『富士宮焼そば』らしくフツーにキャベツや肉かすと共にソースで調味するのが王道ですが、ここはちょっと季節のヤサイもフィーチャーして抹茶練り込み麺の佳さを引き出してみたくなりました。調味はウスターソースと出汁醤油の半々ミックスで勝負です、ちょいと和風なテイストもコレでフォロウされますね。

エシャレットの茶きそば   Canon Camera CANON LENS FL 50mm F1.8 (Type-2)   SONY α7

準備したのは本県の生産量が茨城県に次ぐ全国第二位である " エシャレット " であります。ちょっと混同されていらっしゃる方もありますので補足説明させていただきますと、フレンチなどでよく登場するのは " エシャット " でしてこれは香味野菜に分類されるタマネギ族、ニンニクにも通ずる香りの高さが特徴でフレンチには欠かせないヤサイです。
いっぽう " エシャット " は要は早獲りのラッキョウですな、フレッシュな辛みと香り、そしてシャキッとした歯触りがウリのヤサイでして、初夏のころから出荷が始まり、生で食すのが通例です。店頭にはちょいとフライングで登場していたものですが、その美味しさはきっと「茶きそば」に合うのではないか…と冒険してみるのです。
あぁ、いい感じですね…シャッキリ美味いです。肝心の「茶きそば」の方はお茶の風味がしっかりと…と申し上げたかったところですが、まあまあそこそこの風味が残っている程度でありました。それでも富士宮焼そば麺らしい食感にふわりと茶の薫りがして美味しいものでした、おやぢギャグもバカにできない出来の麺です。
" エシャレット " が「茶きそば」を引き立てていたかはびみょ~なところですし、それより主役をすっかりエシャレット様に持っていかれてしまった感もありますが、たまにはこうした変わりダネも悪くはありません。
 
 

 
 
 
 

自證寺の枝垂れ桜


拙宅から徒歩15分程度の場所にある日蓮宗のお寺「自證寺(じしょうじ)」さんです
GoogleMapでも枝垂れ桜のポイントマーカーがついているくらいの名所ですが
二本あるその枝垂れの一本は到着時には既に葉桜になっておりました
それでも残りの一本がその美しさを充分に伝えてくれております

自證寺の枝垂れ桜   Nikon NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5  SONY α7

 
 


境内中央の鐘楼わきにある枝垂れ桜
その下に佇むとドリーミイな風情を楽しむことができます
あぁ春だなあ…って感じですね
ゆっくりできる腰かけなどがあればもっとよかったとは思いますけれど

枝垂れ桜の下で   Nikon NIKKOR-UD Auto 20mm F3.5  SONY α7

 
 


鐘楼に昇る石段には散った桜の花弁
暖冬を越して訪れた短い春も
いよいよフィナーレを迎えますね
そして新たなシーズンに期待しましょう

石段に散り落ちし桜   MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2  SONY α7

 
自證寺(じしょうじ) 日蓮宗 鬼子母山 自證寺
静岡県富士宮市黒田292-2
TEL=0544-26-4489