■ ビニール風呂敷に包まれた庶民の味
久しぶりに焼餃子を食しました。いや、この書き方は正確じゃありませんね、冷凍食品ではない餃子を…とするのが正しいでしょう。
近年は食品大手某AJを始めその他の食品メーカー、それに地方の餃子専門メーカーさんが販売している冷凍餃子のお味と技術は素晴らしいものがあります。そのムカシは皮から手造りしていたエロおやぢもここ数十年は全くその領域から遠ざかってしまっているのは、単にズボラである本性が現れてきたばかりではなくそういった原因もあるのよね…と言い訳しますけれど、その冷凍餃子類が実食に耐えうるお味であることに違いはありませんから、やはり世の中は進歩しているわけです。
そんなある日、岐阜県系庶民派スーパー某Ⅴで見つけたのがこの " 生餃子 " です。うっ、ビニール風呂敷…何と古典テキな販売スタイルじゃありませんか!
単純脳ミソのエロおやぢですからね、昔ながらのそうした包装の食品を見ればなんだか美味しそうな気がしてくるのです。丁寧に手包みした餃子ですからパッケージも大切に…みたいなイメージでしょうか。実際に今どき手包みなんてことはしていないのは承知しておりますけれど、それでもその企業の精神性みたいなものが込められているんじゃないか…そんな気がします。
薄くて柔らかい皮、ヤサイが主体の餡、やや小さめの包み方…もちろん浜松餃子にもこれとは違ったスタイルのものだって在りますけれど、一般テキにはこうしたスペックが踏襲されている浜松餃子ですからね、リスペクトも含めて円形焼&茹でモヤシ添えという " 浜松餃子のお約束 " をきっちり守らせていただきました。
美味いです!あ~コレが浜松餃子!ってお味ですよ、あっさりしていますからいくらでもホイホイとクチに入ってゆきます。年老いた母上も「これならたくさん食べられる」と言っては嬉々として食しました。
どちらかと云えば酒の肴と言うよりはゴハンのオカズとしての餃子…てなカンジですな、これはこれでアリでしょう、ストレスのない美味しさにココロも弾みます。ぱくぱく美味しい。ホイホイ美味しい。たっぷり美味しい。
きっとそんなお味がするのではないかな…と思っておりました。久しぶりの浜松餃子ですからボクもちょっとだけ構えて準備しました…そう!ビールはモノホンの633!平素のなんちゃってビールではなく正式にビールと呼べるやつです。
町中華で飲ろうぜ!の玉ちゃんみたいに633(解ります? 633ml の大瓶のことですよ)を小さなビールグラス( 180ml の古典テキなやつね)にトトッと注いでくい~っと飲る姿をテメーに重ねるエロおやぢです。
あぁ餃子が美味い…ビールがサイコーっ…餃子が美味い…ビールがサイコーっ…そんな永遠ループにしたくなる悦楽の時。
◆マルマツ餃子(株式会社マルマツ)
http://marumatsu-no1.co.jp/