森の石松と餃子のカンケー

如何程の実を結ぶやら柿の花



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庭の柿の木に花が咲き始めた。確かにたくさん花が咲きその青い実をつけるのだけれど、いわゆる秋らしい柿色になって甘く独特な食感で楽しませてくれる実になって成長するまでにガクッと減ってしまうのね。一昨年はかなりな数を楽しんだけれど、昨年はもう少しのところで台風にやられて大半が落ちてしまった。当家の柿ね、見た目はソレナリですがとっても味がいいんです。今年もぜひ…と期待する梅雨入り前のひとコマ。

さて「浜松餃子」である。同じ県内であってもボクが住むのは東部で浜松は愛知県を隣りにする西部、ってことであまり食する機会はないのだけれど、西部につながる中部に本部があるスーパーだとこうして浜松の食品が扱われているのよね。
いろいろブランドがある中、1953年(昭和28年)創業の老舗「石松餃子」さんの製品でしてね、冷凍販売されている「石松ぎょうざ」を購入してきたのだ。お値段はちょいと高めなのでバンバン売れるものではないでしょうな、でもお家でカンタンに美味しい「浜松餃子」が食べられるんだったら安いもんですな。
浜松方面には石松なんちゃらというネーミングのもの(社名であったり商品名の場合もある)がとても多い。石松ってガッツ石松さんのことじゃありませんね…そう、あの“森の石松”に由来するものです。
清水次郎長の子分としてその名を馳せた“森の石松”ですが、講談の「江戸っ子だってねえ、寿司を喰いねえ」なんてセリフでもちょっと有名です。ただ元来の博打好きだったらしいですよ。騙し討ちにあって殺害されたのも博打絡みだというから、あまりほめられたもんではなさそうですけれども、こうしてその名がこの世にまで残っているのは遠州っ子にとても愛されている石松なんでしょうな、真の悪人ならばこーゆーことにはならないと思いますよ。
おっと、脱線っぽいですね〜元へ。今ではすっかりお馴染みになった“浜松餃子スタイル”ね、円形に焼き上げて中央に茹でモヤシを添えるものだ。このスタイルの「石松餃子」さんが元祖と言われているのです。当家も母上がこの食べ方をいたくお気に入りなのでしてね、最近はこればっかしです。


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そしてホットプレートでモヤシを蒸しておき、その上にフライパンでドーナツ状に焼き上げた餃子をポンと乗せて食すスタイルも定着した。「浜松餃子」でなくてもこのスタイルです、食している間ずっと熱々ほっかほっかにキープ出来るところが大変によろしい。意外にぐにゃぐにゃになったりクタクタしませんよ。
で、肝心な「石松ぎょうざ」ですね、美味しいです。あっさりさっぱりいただける典型テキな「浜松餃子」でしてね、柔らかめの皮と野菜たっぷりの餡がいい感じにバランスしてますよ。ビールのお供ってよりも、ゴハンと味噌汁とお漬物でメインのオカズにしてたっぷり食す餃子、ってところでしょうか。これはこれでたまには美味しいものだと思います。




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宅配の牛乳ボックスに花壇の花の陰がユラユラと揺れていた。花期の長かったデイジーですけれど、そろそろお終いでしょうかね。ちょっと哀愁な風情です。



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