■ 偶然出会った話題のイタリアンスイーツ
入院しました。退院はお盆過ぎになる予定…ってねぇボクじゃありません、愛車のキャプチャー君です。
先日シゴトの用で建機レンタル会社に行った際に、その駐車場でリヤフェンダー部をコスられましてね…ほんまにハラたつわ～大型トレーラーの運転手、オマエどこ見てんねん！てなカンジです。
その数日前にもシゴトで駐車していた県立某施設でフロントバンパーをコスられ…しかも当て逃げ…あ～ツイてねえなあと思っていた矢先の事故でしたのでちょっとショックでした。まあ加害者トレーラーの保険適用でついでに全部治しちゃいますけどね（他にもう一か所の経年劣化不具合もドサクサに紛れて保険修理ジッコー）うふふ～これはシークレットな話。
まあそんなワケでルノー静岡さんまで出かけたわけです。
帰路はその代車を運転しキブン転換に別ルートで帰宅することにしました。駿河湾を望む久能海岸沿いに走る国道150号線、通称「いちご海岸通り」と呼ばれる観光道路でもあります。
初冬から春先までは名産のイチゴが主体ですが、この時期はナス・生姜などが主に栽培と販売が行われています。近年は枝豆もその存在感を増しておりまして、とても良質で食味に優れたものなので評価が非常に高くなっています。
通りかかるとちょうど枝豆を畑から収穫して実を枝から外す作業をしていました。おぉ～コレはいいタイミング！ちょっとクルマを停めて新鮮な枝豆をゲットしましたよ。
海の方を眺めると伊豆半島が見えていました。
懐かしいなあ…この海岸。大学生のころよく遊びに来たものです。当時はこんな消波ブロックなんてありませんし、防護柵も設置されておりませんでした。ひたすら砂の海岸が続くムカシの風景でした。あの頃は…って脱線しそうなのでヤメておきますか。
その「いちご海岸通り」も終点近くなる辺り、少し小腹も空いてきたので軽い食事でも摂れるところがないものか…と探しながらクルマを走られせておりました。間もなく清水の市街地という場所でふと視界に入った来たのは " かき氷 " の幟旗です。
おぉ～ソレもいいにゃ～と思っているうちにクルマはずんずん先に進んでおります。おい、どーする？どーする？どーする？
え～い、イってしまえ～っ！とＵターンです。
着いたその場所はどうやらパン屋さんとそのカフェ…そうか、なかなかヨサゲじゃありませんか。去年はとうとう " かき氷 " をいただくことはなかったし、ここは一発そのストレスを発散させるのもいんでないかい…てなところです。
PETIT PALAIS a la mer（プティ・パレ・ア・ラ・メール）、フランス語ですから直訳すると " 海沿いの小さな宮殿 " ってことになりますが、まあフンイキ的には "海辺の隠れ家 " てなところでしょうか。
１Ｆがパン屋さん、２Ｆがそのカフェという構造です。
階段を昇るとステキな店内が拡がっていました。大学生の頃はこんなお店が好きでよく捜し歩いたものです、今日はなんだか懐かしいものによく出合う日だなあ。
海が見える窓際の席を選びました。先客は女性ばかり、単独のお若い方と窓際におねーさま二人、今どきはすっかり数が少なくなり、もはや絶滅危惧種とも言えるこのテの喫茶店を好む方々もいらっしゃるわけです。
プティパレアラメール店内_210724 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
如何にも清水らしい、まるでマリンリゾートのカフェといった風情が漂っております。
早速メニューに目を落としますとランチの他に例の " かき氷 " が併記されておりまして、駄菓子屋ではなくカフェなのでなかなかに凝ったカンジのもののようです。どれどれ、今日のキブンだとどんなものがいいのかなあ…と選んでおりましたら、その下になんと今話題のイタリアンスイーツ『マリトッツォ』の文字が！
もうダメです、イッキに浮気モードです。まあかき氷はまた別の機会にってことで温かいコーヒーと一緒にお願いしました。えへ、ジツはこの『マリトッツォ』ね、外食でいただくのは初めてでやんす。
そしてほどなくして運ばれてきたソレを見て、やっぱりちゃんとしたお店は違うよなあ…と感心するエロおやぢであります。フレッシュなホイップクリームたっぷりの『マリトッツォ』は言わずもがな、よく冷やしたサンドブラスト風のガラス皿にブルーべリー・ブラックベリー・ミントの葉、全体に振り散らしてあるパウダーシュガーが涼しさ全開のサマーメニューです。
もちろんそのお味には満足、あ～美味しいなあ…こいつにして良かった。
大きめのカップで供されるコーヒーなので、食し終えたあともゆっくり楽しむことができます。
窓外には遠く先ほどの駿河湾と伊豆半島、眼下にはいちご栽培のハウスらしきものが並んでいます。こんな景色を眺めながら過ごす午後っていいなあ…クルマをコスられたり最悪～と思っていたけれど、そんなことがなければ偶然とは云えこうしたものには出会うこともなかったかもね。そして甘い痛みを伴う想い出と寂寥感…人生って転んでも捨てたもんじゃないなぁと思えてきます。
大いに気に入ったこちらのお店、営業時間や定休日などが知りたくてショップカードのようなものはないのか…と問えば「申し訳ありません、ジツはあと数日で閉店するんです」とのお答え。
う～ん残念、でも何で？っと訊くのはヤボってものですな。あまりのショックにパン屋さんのほうは継続するのかと確認するのを忘れてしまいました。でも惜しい、ジツに惜しい。
◆ PETIT PALAIS a la mer（プティ・パレ・ア・ラ・メール）
静岡県静岡市清水区駒越西１丁目 ９−３２
TEL=＊＊＊-＊＊-＊＊＊＊
ACT=閉店しました…
★ クリック↓↓↓で応援をお願いします ★
