パッケリのボロネーゼ

箍(たが)が外れたパッケリ

隣町の " ちょいハイソ系スーパー " で「パッケリ」を見つけては喜び食したのは昨年の梅雨の頃でありました。まるで「指ヌキ」のような姿をしたそのショートパスタのお味が忘れられなくて、以来ドコのスーパーや食料品店に行っても探すことを忘れなかったのですが、なんだか不運なことに見つけられずに一年が経ちました。
ところが先日、母上が流通大手某Aのテナント食料品ショップKで「やっとあったよ!」と満面の笑顔で購入してきてくれたのです、いや~有難いことではありませんか。
以前に購入したものはプレーンな表面でしたが、今回の製品はタテスジが入ったものです、まあお味も含め大きな違いはないでしょ…ってことで早速ボロネーゼとして調理開始であります。

パッケリ

フツーのロングパスタと違い厚みもありますし全体の質量が大きいせいか茹で時間は20分近くを要します。まあソコは前回経験しておりますのでベツに何とも思わなかったのですが、茹でているうちに「なんかちょっとヘンじゃない?」みたいな異変に気付くわけです。
茹であがっても「指ヌキ」形状のはずなのに、タテに割れてバラバラに…う~ん、まるで箍(たが)の外れた桶か樽のように長方形の物体が鍋の中で踊っているわけです…あちゃ~、いったい何これ⁈
原因は不明ですが、まあ割れてそんな風なカタチになっても食べられないワケではないので、見て見ぬフリをして続行です。湯切り後にボロネーゼソースと和え、パルミジャーノレッジャーノをたっぷりトッピングして完成です。

パッケリのボロネーゼ   CANON FD 3.5/135  SONY α7

おぉ~このモチモチとしたアルデンテはパッケリならではの食感!美味しいねえ、一年も待った甲斐があったってもんです。ただ美味いには美味いんですけれど、なんだかちょっと残念なヴィジュアルですな…う~ん、なんでだろ~なんでだろ~なんでだなんでだろ~♪ってあの歌が鈍くなった脳ミソの中でリフレインしています。しかもロングヴァージョン…口惜しいですねえ。
もしかしてこの商品はそーゆーものなの?てな疑惑も浮かび上がったりしますが、そんなワケねーだろっ!てな保守派が即その仮説を打ち消すわけですよ。まあそーゆーことを深く考えるのも疲れるので考察の続行はテキトーに切り上げてしまうエロおやぢであります。

Vinho Verde Verdegar Branco

相棒は人気の微発泡ワイン、爽快でフレッシュな風味と低めのアルコールが、コクのあるボロネーゼにまとわりつかれた舌を軽やかにリセットしてくれます、これは夏向きだねえ!お値段も手ごろだしリピートは確実でしょう。ライトブルーのボトルにラベルはカラフルな雄鶏、ポルトガルらしくていいじゃないか。
そんな「ガロ」呼ばれる " 奇跡と幸せを呼ぶ鶏 " をせっかくスタンバイさせておいたのにね、肝心のお料理が少しだけ残念だったのが惜しまれます。まあ世の中そう何でも上手くゆくとは限りませんからね、次回は原因究明も含めてリベンジしましょう。




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庭風景  リコリス満開


花期がとても短いリコリス
七分咲きになった翌日には満開になっておりました
ただ残念なことに今にも雨粒が落ちてきそうに真っ暗な空模様
今年はこれで見納めとなるでしょう

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庭風景 リコリス満開   MINOLTA M-ROKKOR 2.8/28  SONY α7