■ 旬の出会い
店頭にはかなり前から並んでおりましたが、ここにきてようやくその秋刀魚をクチにするエロおやぢであります。価格がようやく落ち着いてきたと云うのもありますし、やはり近海モノを " 初物 " としていただきたい…といったキモチがあるからです。
やはり今年も不漁のようですな、以前は庶民の味方だった秋刀魚もすっかり高級魚となってしまい、しかも型も小振り…ムカシなら「ジャミサンマ」などと呼んでバカにしていた個体ですよ、真に以って残念な時の流れです。不漁の原因はノーモラルな反日近隣国の乱獲なのか、はてまた地球全体の気候変動の影響なのかボンクラなエロおやぢには判りかねますが、かつてのように脂ののっている肥えた秋刀魚をがぶりと食してみたい欲望が叶えられる時がやって来るのでしょうか。
ほんの十年ほど前までは秋になれば魚屋の店頭にトロ箱がど～んと積み上げられ、氷詰めにされた新鮮な秋刀魚が一尾￥100とか特売ともなれば￥50なんて「もってけドロボー」みたいな価格で流通していたのが懐かしく思えます。
そんな特売の折にはまとめ買いをしてきては筒切りした秋刀魚を生姜を利かせた佃煮風にして日常の保存食にしたこともありました。当時は秋刀魚のヅメカンなんて見向きもしなかったけどなあ、今は「サンマ蒲焼」缶詰などが堂々とメインのオカズになる時代になってしまいました。
さてそんな近海秋刀魚が店頭に並ぶ頃、ちょうど当家の柚子もその実を膨らませては待ち受けているわけです。これぞ旬の出会い！てなもんですな、青柚子だけが持っているあのフレッシュな爽快感が秋刀魚にドンズバな風味を与えてくれるわけです。
今年は大規模剪定の影響で実が少なく貴重なもののひとつでありますが、やはりここぞ！と云う時に登場していただくのが正しい感謝のキモチかと思います。
あぁ美味しい。やっぱりコレだよ…小さいだの細いだの脂が少ないなどと文句ばっかり言っていてもシカタないよな、せっかくやってきてくれた旬の贈り物を精いっぱい楽しみたいじゃないか。
ぐびりと飲る日本酒も冷蔵庫で冷やしたものではなく、常温の " 冷や " ってのがイチバン美味しく感じられる季節です。なんだかこのごろ「若いころは…」なんて書きだしばかりのような気もしますが、キュンと冷やしたものか熱燗しか受け付けなかった若造も、今や常温 " 冷や " とか " ヌル燗 " を喜んでいただく齢になってしまったわけです。決して寂しく思ったりはしませんね、逆に積み重ねてきたものがそうさせてくれていると嬉しく思えております。そう、太田和彦氏のように酒や肴を静かに楽しむ成熟したオトナになりたい…とでも言いましょうか。
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■ ちくわパン
「ちくわパン」がスキです
スーパーでもコンビニでも所謂 " お惣菜パン " ってのは滅多に購入しませんが
こいつと「カレーパン」だけは別です
先日見つけたのはツナ＆マヨ入りのニューバージョン
いいねぇ旨いじゃないか
